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トラックコーチング講習の新しい形

トラック指導者(コーチ)に対する新しいアプローチ

このnoteを書き始めた時皆さんにご紹介した3つの情報発信の方法。
これに新しい方法が1つ加わりました。

情報の発信方法は3つ
1つ目はこのCycling workshop (note) を利用した情報提供
2つ目は今後スタートさせるZOOMを使ったOnline seminar
3つ目はTraining campでの講義・実習

Cycling workshopについて より

新しいと言ってもオプションが加わった位なのであまり大げさに言うほどのことではないのですが、思っていた以上に好評なので皆さんにご紹介します。

これまでnoteで発信してきたTraining Contentsは、その後開催するOnline Seminarのテキストにする事を前提に順序立てて書いてきました。
満を持して?スタートしたOnlineSeminarの方も2シーズン目に入り新しい受講者も順調に増えて来ています。たま、その流れの中で幾つかの大学チームや都道府県の強化事業のお手伝いもさせて頂く様になりました。

情報を発信し選手指導の一端を担うことはトレーナー/コーチとしてはありがたいことです。もちろん仕事として取り組んでするのでご依頼が無いと始まりません。
ただ、このブログを始めた一番の目的は日本のトラック競技を強くしたい、Olympicで金メダルを獲って欲しい! という私の一途な夢の実現に向け、ナショナルコーチを退任した後、そこで培ったことを"多くの競技選手や指導者に伝える"事です。

そこで新しく生まれたのが"一緒に取り組んでみる"という形です。

またよく分からない事を言い始めました。
いつものことです。スミマセン。

On the Job Training

全国各地のチーム/連盟の指導に赴く際いつもお願いしているのは「できるだけ普段指導にあたられているコーチや先生方も参加してください」ということです。
どんなに優秀な指導者だとしても一度や二度の指導で選手を強くすることは出来ません。そして残念な事に私はそこまで優秀な指導者ではありませんので。
そこで普段指導されている方々に少しでも多くの情報を共有して頂き、日頃の指導の一助にして頂ければと思い実際のトレーニングの現場で何をしているのかを可能な限り解説付きで見て頂いています。

何度かお話しをさせて頂いているうちに少しずつ信頼関係が構築されてくると、練習会の運営もスムーズになりより効率的なトレーニングが出来るようになります。
そうなってくると次の段階へと進みたくなるものです。
それは「脱Trainer's House・脱佐藤一朗」です。と言ってもそう簡単に仕事を失うことは困るのですが、前に進むためにはやむを得ないものです。
では実際に何をするかというと。

実際の指導現場にて"指導の考え方"、"手法"に興味を持って頂き
"取り入れたい"となったことが前提です。

その上でまず基本的なトレーニングに関する基礎知識を習得して頂くためにOnline Seminarを受講して頂きます。これはその後のトレーニングに対する実務をスムーズに行う為の基礎知識の共有として欠かすことが出来ません。

次にトレーニング指導(練習会実施)に向け準備に入る訳ですが、ここではいままでTrainer's Houseで行って来たトレーニングプログラムの作成を共働で行います。
指導する選手やチームの年間スケジュールやターゲットとするイベント、選手個々の育成年代等を考慮して練習会で行うトレーニングの目的を明確化して、その為のトレーニングプログラムを一緒に考えて行きます。
(実施はZOOMを使ったOnline Meetingの形で行います。)

明確化した目的を基にトレーニングプログラムを作り上げるだけでも大変な作業ですが、実際に実施するには競技場(競輪場)の利用状況、参加人数、選手の競技力の差異、その季節の天候など様々な要因がプログラム実施の障害になり得ます。
それらを全て勘案してタイムテーブルを作成することも指導者としては重要なスキルとなります。

トレーニングプログラムが完成したらいよいよ練習会の実施です。トレーニングの実施は私が中心になって動かしていきますが、一緒にプログラム作成をした方々にも積極的に入っもらい実務も経験して頂きます。
選手を見るポイント、声かけするポイントを理解し実際に指導をすることで、それまで頭で理解してきた理論が目に見える形となって表れることで経験値は上がって行くはずです。

こういった実践型コーチ講習を繰り返し行い、いずれはチームや連盟独自の手法や強化体制を確立して頂き、外部委託の必要性を少なくしていく方向に向かって欲しいと思っています。

もちろん定期的にブラッシュアップする為に指導依頼して頂けると私としても大変ありがたい事ですが。。。。

こういったトレーナー/コーチの様な仕事をしているとノウハウは出来る限り秘匿し自分の仕事を守っていくべきなのでしょうが、自分自身が指導者として勉強を始めた頃の苦労を思い出すと、既に指導にあたっている指導者、あるいはこれから指導者になろうと考えている方々に同じような大変な時間を過ごして頂きたくないと思うのも事実です。ご興味を持たれた方、チーム/連盟の関係者がいらっしゃいましたら是非一度お問い合わせください。 

問い合わせ  office@trainers-house.net


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