トランスジェンダーの足りないもの探し

「本物の女の子の心」
これがもし、手に入らなくても、僕は笑って死ねる。頑張った人生だったな、と思える。

僕は、体は女の子、脳は男の子という組み合わせで生まれた。

僕は、女の子の心を手に入れることで、本物の女の子になることを目指したパターンである。

男に戻ることを選択した場合、僕のような人間の場合、心の状態を常に良くしておかないと、どうしても体の悩みは、より強くなってしまうような気がする。

僕は、無いものに目が向いてしまうタイプの人間だ。だから、僕の体にはもともと無いエリンギさんがないことに目が向いてしまうことで、テンションが下がってしまったり、悩みが深くなったり、泣いてしまうような状態になるのは容易いことだ。

僕は、心が男の子なのにエリンギさんがないことで、多少、卑屈な人間に仕上がってる感は否めない。でも、そんな僕にもプライドぐらいはあるのだ。

僕は、エリンギさんごときに、僕の人生を振り回されるのは、絶対に嫌なのである。

本物の女の子心を探して、手に入らなくても諦めがつくが、エリンギさんごときに病まされるのはさすがにプライドが許さない。そんなものに悩まされる頭の悪い自分には、僕は絶対になりたくないのだ。

男の子にもどるためには、体、つまりハードウェアをいじり倒す必要がある。
(僕の場合は女の子になろうとして、心、つまりソフトウェアをいじり倒して、心が死んで爆病みしたのだが)

痛い思いをして、ほかのみんなが払わなくても良い手術費用を使って。。。その結果、ないものにより強く目が向いてしまうというのは、なんとしてでも避けたいパターンである。

僕は、ハードウェア開発はそもそもあまり興味がないけど、ハードウェア開発ルートで行く場合は、男性と女性の良さが融合した体に仕上がった、自分が納得できる素敵な体に仕上げていく、と思えるような心をもつことが、大事になりそうだと思った。

それを考えると、僕はソフトウェア開発ルートで行ったパターンだが、女の子の部分と男の子の部分の両方がうまく成立して欠点をカバーしている心、の開発を目指せば、バ美肉おじさんという意味の分からない仕上がり状態に陥ることはなかったのかもしれない。。。

僕のような生まれつきの性別バラバラキメラにとっては、女の子の心を手に入れるというソフトウェア開発コンセプト自体がどうにも、間違っていた気がする。。。

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