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フランクフルト・ブックフェア 2023


今年のゲスト国はスロベニア

今年75周年を迎えた2023年フランクフルト・ブックフェアが10月18~22日に開催されました。世界情勢、とりわけイスラエルとハマスの戦争がこの見本市にも大きな影を落としましたが、フェア会場での取引は活況を呈していました。主催者の発表によると、130カ国からおよそ10万5000人のトレードビジターが訪れ、パンデミック前の出展面積の約80%が元通りに埋まったようです。その欠けた部分というのは、ウクライナ侵攻後に出展を禁止されたロシアと、サルマン・ラシュディがドイツ書籍協会平和賞を受賞した直後に出展を辞退した国々によるもの、とのこと。

Meet the Author(著者のサイン会)プログラム、TikTok Book Awardの授賞式、ドイツの人気ポッドキャストLager der Nationのライブ収録などの人気もあり、一般向けのチケットの売れ行きは前年比10%増だったそうです。

しかし、フランクフルト・ブックフェアで最も重要な部分が版権売買であることに変わりはなく、今年のLiterary Agents and Scouts Center(LitAg)には30カ国以上から326のエージェンシーが参加し、過去最高の584のテーブルが用意されました。また、ライツ・ディレクターのための新しいパブリッシャーズ・ライツ・センターがLitAgに隣接してオープンしたことも注目を集めていました。

中国最大のコングロマリットであるフェニックス・パブリッシング・アンド・メディア・グループを含む多くの中国の出版社が3年ぶりに戻ってきたことも大きな話題となりましたが、中国の出版社の多くは(政治・経済的な対立により)アメリカの出版社から版権を買うことには消極的だったようです。

フェア参加者によると、今年のトレンドとしてタロットカードデッキ、トラウマからの回復を目指すシャドーワーク形式の日記や本、TikTokでトレンドになっている新成人(18歳から35歳)向けの自己啓発本などの売れ行きが伸びているとのこと。自己啓発系の本が今はセルフヒーリングと同じカテゴリーに分類され、若い読者にとってよりアプローチしやすく、魅力的なものになっているようです。

会場や駅で貼られていた75周年を記念するポスター
75 TIMES 75 STORIES AND THE STORY GOES ON

ブックフェア75周年を記念し、75名のパーソナルストーリーがシェアされていました。フランクフルト・ブックフェアが著者や読者、出版関係者にとってどれほど重要で大切かが語られていています。

以下、今回のブックフェアで気になったトピックを集め、簡単にまとめてみました。

英語版権を購入するヨーロッパの出版社が急増

昨今、ヨーロッパの出版社がアメリカやイギリスの出版社から英語版権を購入するケースが増えているようです。その背景として、ヨーロッパの読者は英語の本も不自由なく読みこなすことができる人口が多いため、アマゾンや地元の書店で英語の本を購入することが多く、(ヨーロッパの)出版社が自国の言語で翻訳出版する間に(通常、版権を購入してから出版まで1年はかかる)英語圏の出版社に売上を奪われてしまうという問題があるようです。ヨーロッパの出版社は自社がアメリカやイギリスの出版社から英語版権を購入し、自ら英語版を出版することで、英米の出版社に奪われるはずの売上を確保する狙いのようです。日本ではヨーロッパに比べて英語を含めた洋書の売上は微々たるものでしょうから、英語で読める人口が多いヨーロッパ圏ならではの現象といえそうです。

進化を続けるオーディオブック

2010年代には「ニッチなビジネス」と考えられていたオーディオブック。しかし今では全世界の出版社間で「最も期待できる成長分野」と考えられています。

アメリカではオーディオブックが11年連続で2桁成長を続けており、2021年度は売上規模で16億ドル(約2400億円)となりました。全世界では50億ドル(約7500億円)で、近い将来には700億ドル(約10兆円)の市場規模になるとの予想もあります。日本ではまだ考えられないことですが、スウェーデンでは2022年度の全出版物の売上の54.4%がオーディオブックによるもので、世界に先駆けてオーディオブックがメジャーな「読書フォーマット」として定着しました。

Generation Z(Z世代)はTikTokやポッドキャスト、短い動画コンテンツに慣れ親しんでおり、読書も電子書籍よりはオーディオブックを好む傾向にあるようです。この世代は15分や30分という短い時間単位でコンテンツを消費するのが特徴で、それに合わせたオーディオコンテンツの開発が進んでいます。

2億人近いユーザーを抱えるSpotify(スウェーデン企業)は、あらゆるオーディオコンテンツ(本、ポッドキャスト、ミュージック、etc.)を毎月15時間「聴き放題」できるサブスクリプションサービスをイギリスとオーストラリアで展開しており、アメリカでも今年の冬からサービスの開始を予定しています。やはりスウェーデン企業でオーディオブック大手のStorytelは、読者の嗜好やその時々の気分を分析して、読者にベストなショートコンテンツを「先回りして提供する」機能の開発を進めています。

オーディオブックの制作にはそれなりに費用がかかりますが、音声生成AIの進化により、中小出版社でも安く、手軽にナレーションを制作できるようになりつつあります。そして、紙の本ではなかなか売りづらいバックリストが、オーディオ化することにより、出版社の収入を支える新たな柱となりつつあるのです。音声生成AIを使ってオーディオ化された本がヒットしたら、そこでようやく生身の人間のナレーターを使ってオーディオブックを作り直すこともあるそうです。しかしながら、驚愕すべきは音声生成AIの進化の速度で、読者はAIで生成されたいろんなタイプの人間の声を、その時々の気分によって「選択」して聴くこともできるので、そもそも人間のナレーターが必要か? という時代になりつつあるようです。

昨年に続き今年もSpotifyがPRで存在感を示していました

アメリカの翻訳出版事情

アメリカでは長らく翻訳出版の点数が全体の3%以下と少なかったのですが、ここ10年ほどで少しずつ改善されてきています。その一方で、翻訳出版された作品の著者のジェンダーの偏りが問題視されていました。

作家でフランス語翻訳者のAlison Anderson氏と、リサーチバイオロジストで本に関するブロガーのMeytal Radzinski氏が、翻訳書の著者のジェンダー比率の偏りを問題視し、データベースを活用して2008年に刊行された翻訳書の著者のジェンダーを調べた結果、72%が男性で、女性は26%(残りは共著など)。その46%のギャップを埋めるべく、2人はWomen in Transition Month というキャンペーンを行いました。「毎年8月には少なくとも1冊は女性著者の翻訳書を読もう」と呼びかける内容で、#WITMomthのハッシュタグとともにソーシャルメディアを中心に働きかけが広まっていきました。それに呼応するかのように、出版社And Other Stories は女性作家による作品の出版しか行わない年を設けたり、Warwick Prize for Women in Translation のような、翻訳された女性作家の作品を対象にした文学賞も新設されるなど、一連のムーブメントに。その結果、2008年には男性作家と女性作家の作品比率にあった46%のギャップが、以下の表が示すように、今年はほぼ同等に近づいています。

Translated Fiction by Gender, 2008-2023

アメリカの翻訳書を発行する上位20社の中では、World Editionsが女性作家の作品比率が63%と最も高く、続いてAmazon Crossing 60%、Deep Vellum51%、Orenda49%、そしてOpen Letter、Europa Editions、Two Lines、Other Pressの4社が42%となっており、残りの12社はまだ男性作家の作品の翻訳書が多いのが現状のようです。

書店の少ないブラジルで人気の読書アプリSKEELO

「読書不毛の地」と揶揄されることに異議を唱えるのが、ブラジルで急成長している読書アプリSKEELOの創立者でCEOのRodrigo Meinberg氏。ブラジルには書店が少なく、たとえばスペインでは人口2万5000人あたりに一書店、アルゼンチンでは10万人に一書店あるのに、ブラジルでは70万人に一書店しかないそうです。

Meinberg氏は「ブラジル人は本を読まない」という神話に昔から懐疑的だったそうで、90年代には新聞に本をオマケとしてパッケージ化することにより、人気作家の書籍を800万部も販売したことも。また、ブラジルは国土が広く、僻地には書店がないため、多くの出版社は本の販売機会を考えたこともなかったようですが、彼はコスメ企業が各家庭を訪問販売するルートに目をつけ、本もそのルートに乗せて一気に販売機会を増やした経験もあります。

デジタル化が進んで読書アプリSKEELOを立ち上げてからも、彼のアイデアは止まることを知りません。読者を獲得できそうであれば銀行とも協業するし、車のメーカーと組んで車内のエンタメシステムにオーディオブックを提供したりもします。こうしたさまざまなアプローチが功を奏して、現在同アプリのユーザーは1億9000万人まで増えているそう。紙の本の販売では大手だったSarivaとCultura(この2大チェーンだけでブラジルの紙の本の販売の40%を占めていた)が、それぞれ2018年と2019年に破産したのとは対照的です。SKEELOはブラジルだけでなく、全世界に潜在的な読者がいると確信しているようで、このアプリのモデルをブラジル以外にも拡大していく予定です。

ミャンマーの知人とブックフェア会場で再会!!

今回のブックフェアで個人的に最も嬉しかったのは、数年前にミャンマーを訪れた際にお世話になった方々との再会を果たせたことでした。

国際交流基金アジアセンター様のお招きにより、作家の田口ランディさんとともにヤンゴンを訪れたのが2019年。ミャンマーの人権活動家で作家のマ・ティーダさんは、その前年の2018年、国際交流基金アジアセンターの招聘により日本を訪れ、NHKが『こころの時代~宗教・人生~「独房で見つめた“自由”」』という番組で紹介したことで、日本全国でも知られるようになりました。

2019年はまだクーデターが起こる前で、ミャンマーの社会全体が希望と活力に満ちていました。そんななか、マ・ティーダさんと田口ランディさんの対談イベントが実現し、会場となったYANGON BOOK PLAZAには多くの方々が来場されました。

ヤンゴンの人気書店YANGON BOOK PLAZAで行われたマ・ティーダさんと田口ランディさんの対談
筆者がヤンゴンで行った翻訳出版セミナー。
マ・ティーダさんやミャンマーの出版関係者とともに。
『良心の囚人 自由を放棄しないという選択』(2021年、論創社刊)

そのマ・ティーダさんがブックフェア会場で開催されたPEN主催の「Writes in Exile」というイベントでご自身の体験を語っておられました。マ・ティーダさんは現在亡命中で、ベルリンにおられ、多和田葉子さんとも懇意にされています。

PEN主催のイベント「Writes in Exile」に登壇中のマ・ティーダさん

また、ヤンゴンでの対談イベントの際の会場となったYANGON BOOK PLAZASのオーナーでNDSP Bookという出版社も経営するSan Mon Aungさんもブックフェアに参加しており、みんなで合流することができました。San Mon Aungさんはクーデター後はしばらくパリに身を寄せていましたが、今はヤンゴンに帰国し、タイのチェンマイで新たな書店WE Myanmar Book Store Chiang Maiを立ち上げています。ミャンマー国内での出版活動や書店経営は、いつ、どんな理由で逮捕されるかわからない怖さがあるそうです。筆者も長野県で本屋を営んでいますが、表現の自由を奪われた状態がどんなに過酷か想像するだけで暗澹たる気持ちになってしまいます。

4年半ぶりに再会を果たせました。右から筆者、San Mon Aungさん、マ・ティーダさん
言論の自由度を国別に色分けした地図が会場に貼られていました
ミャンマーのNDSP Bookのブースに立つSan Mon Aungさん

それでもマ・ティーダさんは「いつでもベルリンに来てね」と明るくおっしゃってくれ、San Mon Aungさんも「長野の本屋はどう? チェンマイの新しい書店もぜひ見に来て欲しい」と言ってくれました。

ポーランドで奮闘する2人出版社TAJFUNY

同社はもともと日本の作品(フィクション/ノンフィクション)をポーランド語で出版したいと思ったAnna WołcyrzさんとKarolina Bednarzさんの2人の女性が4年ほど前に立ち上げた出版社で、アジア作品に特化したオンライン書店も運営しています。出版事業が軌道に乗りはじめた頃にコロナ禍となり、昨年は隣国のウクライナからの避難民を受け入れ、ポーランドの経済状況も混乱する中、少しずつ出版点数を増やし、本の売れ行きも堅調のようです。

日本の作品の版権を買いたくても窓口がわからなかったり、交渉にものすごく時間がかかったりと苦労も絶えなかったようで、今は日本以外の東アジア(韓国や台湾など)の作品を中心にポーランド語で出版しています。他の翻訳者に依頼することもありますが、自社で刊行するほとんどの作品の翻訳をAnna Wołcyrzさん自身が担当されています。

小規模出版社は助成金頼みというところが多いのですが、TAJFUNYではあまり助成金に頼ることなく、純粋に出版活動で利益をあげているのがすごいところ。ただ、韓国は助成金を年4回支給しており、韓国政府が大変熱心なのと、在ポーランド韓国大使館も韓国作品のポーランドでの刊行にとても前のめりに支援してくれているそうです。韓国の助成金は翻訳者にも支給されるため、翻訳者は他の仕事と掛け持ちする必要もなく、翻訳に専念できるのだとか。ちょっと日本では考えられないほど優遇されているので羨ましいと感じました。

TAJFUNYが刊行している日本の作品の中では小川洋子作品が特によく売れているそうで、『博士の愛した数式』は6万部を発行。人口3700万人のポーランドにおいてこの部数はすごいと思います。同じく小川洋子作品では『密やかな結晶』や『寡黙な死骸 みだらな弔い』も刊行していて、いずれも数万部単位で発行。他の日本の作品は太宰治の『斜陽』のようなクラシックもよく売れていて、今後は西加奈子の『ふくわらい』、伊藤詩織の『Black Box』の刊行も控えています。

今の2人の悩みは、昨今、日本の作品を扱うエージェントが徐々に増えてきていて、せっかくTAJFUNYで刊行してポーランドで読者がつきはじめたにも関わらず、単にアドバンス料金を高く払うことのできる他の出版社から同じ作家の別の作品が刊行され、しかも、デザインも翻訳もよくないことから、作家のポーランドにおけるイメージが傷つき、TAJFUNYからすでに刊行した作品にも悪影響が及ぶことがあることです。TAJFUNYは小さな出版社だけあって、デザインや、フォント選び、翻訳者の選定から値段設定まで、事細かに出版計画を練っています。また、ラインナップにも工夫を凝らしていて、たとえば李琴峰の『独り舞』を現在Anna Wołcyrzさんが翻訳中ですが、日本で刊行されている李琴峰作品に加え、台湾で刊行されている作品も上手くラインナップに混ぜてポーランドの市場に紹介していくそうです。そして、出版したらそれでおしまいではなく、出版後も何年も継続して丁寧にプロモーションをして読者をつかんでいくのがTAJFUNYの姿勢。

それだけ長い期間、作品にコミットするので、2人は慎重に作品を選ぶと言います。必ず2人で本を熟読し(日本人と同じくらいあっという間に読んでしまいます)、意見交換するのだとか。2人の作品に対する意見はほとんど一致するようですが、そうでない場合は徹底的に話し合い、少しでも納得がいかないことがあればたとえ日本や他国でベストセラーになっていてもTAJFUNYでは出版しない。2人が100%情熱を傾けられる作品に的をしぼって刊行することが、TAJFUNYが成功している要因だとおふたりのお話を伺って感じたのでした。

左からKarolina Bednarzさん、筆者、Anna Wołcyrzさん

韓国と台湾の翻訳出版助成

TAJFUNYのおふたりに教えてもらったのですが、韓国の作品の翻訳出版には年4回も助成金の申請が可能だそうで、しかもオンラインで簡単にできるのが各国に人気だとか。

また、台湾の作品の翻訳出版も助成されますが、こちらも使い勝手がいいと評判で、海外の出版社のために翻訳者のプロフィールも掲載されています。

台湾のブース。助成金の申請の仕方も丁寧に説明してもらいました。

トランネットでも最近中国語の翻訳案件が増えていて、中国語の翻訳者さんを増強しているところです。今回のブックフェア中に、普段からお付き合いのある現地出版社から翻訳トライアル用に中国語原文をお借りすることができました。

小社が翻訳を手掛け、今月刊行されたばかりの
『半導体ビジネスの覇者 TSMCはなぜ世界一になれたのか?』(日経BP刊、沢井メグ訳)

村田沙耶香氏と辻村深月氏もフェア会場に登場

文化庁令和5年度「活字文化のグローバル発信・普及事業」の一環として、3名の作家のパネル展示が行われました。

市川沙央氏、李琴峰氏、辻村深月氏のパネルが展示されました。
当プロジェクトには準備段階から少し関わらせていただいた経緯もあり、
多くの海外関係者に見ていただけて嬉しかったです。
村田沙耶香さんの特別トークショーおよびサイン会の告知パネル
村田沙耶香さんの特別トークショーには多数の観客が押し寄せ、会場は込み合いました

村田沙耶香さんのトークショーは、以下のアーカイブリンクよりご視聴いただけます。

村田沙耶香さんの3作品がドイツ語で翻訳出版されていて、
現地出版社も展示に力を入れていました。
ドイツ語への翻訳はいずれもUrsula Gräfe氏。

ドイツ語翻訳者のUrsula Gräfe氏

村田沙耶香さんのサイン会には数百名の列ができていました
『かがみの孤城』のドイツ語版や、マンガ版(ドイツ語)が出版され、
さらには劇場版アニメが公開予定だそうで、
辻村深月さんがドイツの版元とイベントを行うためにドイツに来られ、
ブックフェア会場にも足を運ばれました。
かがみの孤城のマンガ版の表紙
日本から参加した出版社のブース。
フランクフルト・ブックフェア参加にあたり、
トランネットでは約20作品のサンプル英訳のご依頼をいただきました。

海外の文学祭

今回はインド・ケーララ州の文学祭を主催しているインドのDC Kizhakemuri Foundationの方と打ち合わせをしました。毎年1月に開催されるこのケーララ文学祭には約50万人(!)もの人が集まるそうです。トランネットはこれまで海外文学祭のコーディネーターとして、シンガポール作家祭に綿矢りささん、中村文則さんを招聘したり、国際交流基金アジアセンター主催によるミャンマーでの文化交流会が開催された際には田口ランディさんと参加。2021年には(コロナ禍のため)角田光代さんをオンライン交流会にお招きして、ミャンマーで翻訳コンクール(翻訳コンペ用の課題原文は角田さんの『さがしもの』を抜粋活用しました)に参加された翻訳者の方々とイベントを開催するなど、海外読者との出会いの機会を作ってきました。今後もさまざまな国の文学祭から声をかけていただけそうなので、海外志向の著者を積極的にお誘いしたいと考えています。

翻訳出版プロデューサー 近谷浩二

参考文献:
Frankfurt PW Show Daily
Publishing Perspectives Frankfurt Book Fair Magazine 2023
The Bookseller at the Frankfurt Book Fair 2023

取材協力:
TAJFUNY(ポーランド出版社)

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