見出し画像

英語は使いまくったらできるようになるは本当か

英語はとにかく話しまくることが大事!という言説がありますが、これは本当でしょうか。個人的にはこれは半分あってて半分間違っていると思います。今回はその辺の話をします。

アウトプットが効果があるのは当然

まず、英語のアウトプットがトレーニングになるというのはあっています。自分の考えや気持ちを外部に音を介して表現するトレーニングは、気持ち→音(リスニングの場合はその逆再生で、音→気持ち)のリンク構築に役立ち、この作業を積むことで、その気持ちになったらその音を出したくなる(その言葉を音で言いたくなる)という、自然な英会話の思考フローにもっていくことができます。

「話しまくる」をもう少し具体的に

では、ひたすら量をこなすことはどうでしょうか。世間でいうことろの話しまくるは多分、英会話のセッションをひたすらこなすということと同じ意味だと思います。

つまり、話しまくれば上達するは、英会話のセッションの数を増やせば増やすほど効果が表れるということになります。これは、冒頭で言った通り半分あっていると思います。

量を成果につなげるにはひと工夫必要

なぜ半分あっているのかというと、触れるトピックの幅や深さに、トレーニングの成果が大きく左右されるためです。たとえば、毎回のセッションで同じ自己紹介やきわめて平易なトピックばかり話していたとしたら、自己紹介や簡単な内容を説明するトレーニングにはなりますが、これでは、話題の幅も深さもまったく出すことができません。

つまり、話しまくるという作業をある程度の成果につなげるには、意図的に幅と深さを出す工夫をおこなう必要があります。これは簡単なことで、英会話のセッションを始める前に、あらかじめ話題をこっちから用意しておけばいいのです(もちろん、月並みでつまらない話題ではなくニッチな話題で、毎回変える)。

そのため、英会話ツールを使うなら、フリートークを必ず選択する必要があります。上記の投稿でも説明しているように、サービス側が用意するトピックは超つまらないので、話題の幅も深さも広がりません。

極論、Good morning を何回も言えば、朝にあいさつしたいときの気持ちを英語で表現する技能を高度に身に着けることはできますが、それ以外の領域は伸びません。広い話題、深い話題に積極的に触れていくようにしないと、量を重ねてもどこかで成果が頭打ちになります。

宣伝

TwitterYouTube でも似たような英語系情報を発信してします。ぜひご覧ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?