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ブックオフ探訪再訪篇(その1)

今回から、ブックオフ探訪再訪篇がスタートする。
内容はタイトル通り、今までに行ったブックオフ店舗に改めて行ってみるというもの。


地下鉄南北線北18条駅⇒大通まで徒歩

最近は市内の郊外に行くことが多く、そのせいで移動時間が長くなってかなり疲れが溜まる(肉体的疲労よりも、眼精疲労の方が大きい)ので、今回は中心部に行く。
スタート地点は地下鉄南北線北18条駅

地下鉄南北線北18条駅前にて

ここから南北線沿いに南下し、北大周辺の古本屋の状況を見ながら、大通にあるブックオフ南2条店に向かう。

北大病院
「北大病院前」沿岸バスのバス停

札幌で本当に都会的なエリアは?

北12条駅方面まで歩きながら、私は「札幌市内で街が連続して連なっている、都会的な地域は何処だろう」と考えていた。

街が連続して連なっている」の意味は、例えば神奈川で言えばみなとみらい~日本大通り、川崎駅~尻手駅、武蔵小杉駅~新丸子駅のように、駅と駅の間でも人通りがそこそこあり、立派な「街」として栄えていることを指す。
何を言っているかよく分からないかもしれないが、簡単に言うなら、駅前だけでなく、隣の駅まで都会度や人通りの多さが維持されているような地域のことを言っている。

首都圏と比べると人口、人口密度ともに少ない札幌でも、そのような地域はあるのだろうか。
まず、札幌中心部(札幌駅~大通~すすきの)に関しては、問答無用で都会的な地域と見て良いだろう。
すすきの~中島公園は都会度は下がるが、人通りは多いため都会的と捉えても差し支えない。

その他の地域についてはどうだろうか。
地下鉄沿線でない地域は初めから除外するとして、(JR線は駅間距離が長いから。比較的駅間距離の短い学園都市線でも、駅周辺は住宅街が多くそれほど栄えてはいないため。)

利用者の一番多い地下鉄東西線で考えてみると、中心部を通る西11丁目~大通~バスセンター前は言うまでもなく都会だ。
それ以外では、円山公園~西18丁目~西11丁目も都会と言える地域だと思う。
円山公園以西は、駅前はともかく駅周辺の都会度は今一つな部分がある。(琴似については、地下鉄琴似駅~JR琴似駅のエリアは都会的だが、それ以外は基本住宅街になっており、例えば隣駅の発寒南、二十四軒方面はそれほど栄えていない。)
バスセンター前以東は、まだ沿線をしっかり見ることができていないのではっきりは申し上げられないが、白石駅~南郷○丁目駅の区間が割と都会的だと思ったので、今後しっかり調査をしていきたい。

地下鉄南北線では、中心部となる札幌駅~大通駅~すすきの駅~中島公園駅が都会なのは前述の通り。
それ以外に関しては、札幌駅~北12条駅~北18条駅~北24条駅の区間も、北大と北24条の繁華街があるおかげで、沿線は割と都会的な雰囲気になっていると思う。

北24条以北について考えると、実際に沿線を見てみると分かるが、明らかに北24条の駅を境に都会度が下がっていることが分かる。
麻生駅周辺については、麻生駅~JR新琴似駅の区間は繁華街になっているだけでなく、地下鉄からJRへの乗り換え需要もあり、首都圏によくあるような(JR蒲田と京急蒲田みたく)風景と言っても良いのではないだろうか。

中島公園以南は、中の島駅~平岸駅~南平岸駅が比較的栄えているが、ここはまだしっかり調査できておらず、またこの辺の地域は地下鉄沿線より周辺の道路沿いの方が栄えている印象があるため、よく分かっていない。
南平岸以南は、やはり駅前以外はそれほど栄えていないように思われるので、街が連なっていると見なせる地域はないだろう。

最後に、地下鉄東豊線に関して。
東豊線は南北線、東西線と比べると歴史が浅いためか、中心部(札幌駅~大通駅~豊水すすきの駅)を除けば、残念ながら街が連なっている都会的なエリアはほとんどないと思う。
比較的駅間距離の短く、かつ札幌中心部に近い北13条東駅~東区役所前駅~環状通東駅が候補に挙がるが、住宅街がメインで駅前以外の人通りは少ないこと、駅周辺の幹線道路の方が存在感が強いことを考慮すると、やはり都会的なのは駅前だけということになる。

強いて言えば、東豊線沿線からは若干外れるが、東区役所前駅~東区役所~アリオ札幌~JR苗穂駅のエリアは、区役所やアリオに行く人の流動が多く、さながら都会的と言っても差し支えないかもしれない。

北大正門付近で本屋を2店舗発見

北大正門(地下鉄南北線北12条駅)付近で、本屋を2店舗確認した。

古書専門 弘南堂書店

1店舗目は、「弘南堂書店」。日曜・祝日は定休日となっている。

北十二条書店

2店舗目は、「北十二条書店」。
こちらの営業日はよく分からなかったが、ホームページによると年中無休らしい。

また今度行くことにして、今回はスルーする。

ブックオフ札幌南2条店へ

何かの実?のような物体を咥えたカラス

札幌駅方面へ歩いていたら、カラスがくるみ割りをやっていたので、何となく撮影してみた。
北海道のカラスは凶暴だが、彼らは繁殖期(特に6~7月頃)になると暴れ出すので、今はまだ警戒する必要はない。

JR線の高架下(札幌駅付近)

JR札幌駅に到着。
相変わらずこの高架下は昼でも薄暗い。

紀伊国屋書店

札幌駅のすぐ近くに、紀伊国屋書店(札幌本店)がある。
私はこの店舗を1回だけ利用したことがある(「1984」を買った時)が、本屋なのにセルフレジが導入されていたから驚いた。
ちなみに北海道内には紀伊国屋書店が4店舗あり、札幌本店の他には厚別(新さっぽろ)、小樽、千歳(新千歳空港)にある。
東北地方には1店舗しかないことを考えると、(札幌圏に集中しているとはいえ)充実していると思う。

北海道庁付近
簡易的過ぎる高速バスのバス停(釧路、北見、網走、名寄方面)

札幌駅前のバスターミナルが昨年秋に閉鎖されたことに伴い、現在はこのような超簡易的なバス停が使われている。
冬の気候が厳しい札幌で、こんな吹きっさらしのバス停でバスを待たなければならないとは。しかもこの状況は2028年頃まで続く模様。

中央バスチケット売場
北3条広場付近

北3条広場と呼ばれるところらしい。
「アカプラ」という別名があるようだが、「赤の広場」ではないので勘違いなさらぬよう。

大通公園付近にある気温計(写真奥)

大通公園に到着。
北海道内のローカルニュースでたまに出てくる気温計は、どうやらこの辺にあるらしい。

丸井今井札幌本店付近

そろそろブックオフ札幌南2条店に到着だ。
丸井今井札幌本店(北海道ローカルの百貨店)や、アニメイトの近くに位置している。

ブックオフ札幌南2条店入口

本の売り場は2階にあるため、エスカレーターを上がる。

岩波文庫(110円~150円)

南2条店では、どうやら110円専用売り場だけでなく、110円~150円の本をまとめた売り場もあるようだ。

岩波文庫(110円~150円)

岩波文庫の品揃えは他店舗と同じくらいだったが、今回は敢えて110円~150円コーナーだけでなく、一通り全て見てみることにした。

すると、なぜか110円本の「極楽とんぼ」(岩波文庫)が紛れているのを発見した。
店員による勘違いか、客が間違って入れたのかは分からないが、こういうこともあるから110円コーナー以外を見てみるのも大事なんだなと気付いた。

さらに、今日は南2条店で500円以上購入すると、200円割引になるクーポンが使える。
これを活用し、私は110円本を2冊、そして300円する「漱石書簡集」の合計3冊を買った。520円の200円引きだから、320円
つまり、300円の本が1冊含まれているのにもかかわらず、クーポンのおかげで実質1冊100円で買えたというわけである。

岩波新書(110円)
岩波新書(110円)

改めて、ブックオフの素晴らしさを実感した。
日曜日でも客はそれほど多くはなく、本売り場を満遍なく見て回ることができた。

帰りの電車で、「漱石書簡集」を少し読んでみた。
明治時代の日本語だから、かなり難しいと感じたが、とりあえず時間潰しには最適な本だと思った。

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