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北海道旅行記:初冬の根室地方へ(4日目前半:別海町へ行く)

旅4日目前半(2022年12月8日)

4日目も、中標津のホテルからスタート。

今日は、別海町に行こうと思うのだが、ホテル最寄りのバス停「西19線」からは、直接別海へ行くことができない。

別海へ行くバスは、中標津バスターミナルから発車するので、まずはそこへ行こう。

「別海町」の読み方は…

出発に先立って、まずは「別海町」の読みについて触れておく必要がある。

というのも、「別海」は「べっかい」とも「べつかい」とも呼ばれていて、読み方がはっきりしていない部分があるからだ。

正式には、「べつかい(betsukai)」という読みになってはいる。
ただ、「べっかい(bekkai)」と読む人もいて、バスのアナウンスでも「べっかい」と発音していた。

個人的には、「べっかい」の方がしっくりくるように思うが、「べつかい」という読みが正式であることは覚えておきたい。

中標津バスターミナルへ行く

「西19線」バス停(釧路方面)

「西19線」のバス停から、08時ちょうど発の釧路行きバスに乗る。
朝8時ということあってか、車内には割と乗客がいた。

今まで、「釧路羅臼線」はガラガラのバスばかりだったが、今回は乗客がそこそこいたので、ちゃんと利用者がいて安心した。

約10分で、中標津バスターミナルに到着。

今日乗車する、別海方面のバス(根室行き)は09時20分頃に出発する。
まだ1時間くらいあるので、適当に暇をつぶす。

釧路行きと、根室行きバスの接続が良ければ、もう少しホテルでゆっくりできたのだが、まあ仕方がない。

中標津と根室を結ぶバスについて

今回乗車するバスについて、簡単に説明したいと思う。

中標津から根室方面には、「厚床」行きの路線バス(中標津線)と、根室行きの空港連絡バス(中標津空港線)がある。

どちらも中標津バスターミナルを通るが、空港連絡バスは中標津空港を離発着する飛行機のダイヤに合わせて、運行されている

つまり、飛行機が遅れることがあれば、連絡バスも当然遅れることになる。

空港連絡バスは、空港を利用する人だけしか利用できないというわけではない。
中標津の街中から、別海町や根室市に行く(もちろん逆も可)という移動もできる。

ただ、厚床行き路線バスと比べ、空港連絡バスは停車するバス停が少ない。
各エリアから空港利用者を迅速に移動してもらう役割があるので、速達性が重視されているのだと思う。

中標津⇒別海町へ

中標津バスターミナル

中標津バスターミナルから、根室行きの空港連絡バスに乗車。
乗客数は10人弱という感じ。

「別海町交流館ぷらと前」バス停

20~30分ちょっとで、目的地の「別海町交流館ぷらと前」に到着。
私含む合計2人がここで下車。

ここは、別海町中心部のバスターミナル的役割の場所になっている。

集落が点在する、別海町の特徴

別海町は、人口約14000人の自治体。
根室地方では、根室市、中標津町に次いで人口が多い。

ただ、根室や中標津とは異なり、別海町には「人口集中地区」がない

人口が一箇所に集中しがちな北海道では、人口1万人台の自治体でも、「人口集中地区」があることは珍しくない。(例:岩内町、栗山町など)

にもかかわらず、「人口集中地区」がないということは、別海は人口が一箇所に集中していないということになる。

別海町には、
別海」(別海町中心部)、「本別海」(もともと役場があった地域)、「西春別」「中春別」「西春別駅前」など、いくつかの集落がある。

人口が最も多い「別海」でも、その値は約6000人であり、町の総人口の半分にも満たない

人口が中心部に集中しやすい北海道で、このような地域は珍しいと言える。

別海町中心部を散策(郷土資料館など)

別海町中心部の街並み

さて、別海町の中心部を適当に歩いてみよう。

別海町郷土資料館

まずは、別海町郷土資料館へ。
入館料がかかるが、すぐ近くにある「加賀家文書館」にも入れる共通入場券が350円で販売されており、両方行くことを考えればそれほど高くはない。

資料館に入り、インターホンを鳴らすと、職員の方が出てきた。
350円を支払い、入場。

館内には別海町の歴史や産業、北方領土問題など、色々な展示があった。
面白かったが、暖房が付いておらず、寒かったのが残念だった。

加賀家文書館

30分弱で郷土資料館を後にし、次は「加賀家文書館」へ。

加賀家」とは、江戸末期に野付半島で活躍した加賀一族を指す。
当時の、和人(本州などから北海道にやってきた日本人)とアイヌの人々との関わりが分かる資料もあり、初めて知ることも多かった。

加賀家文書館と郷土資料館の近くには、別海町図書館もあるのだが、図書館は暇になったらまた来ようということで、とりあえず今はスルーした。

別海神社

郷土資料館から、再び町中心部へと戻る。
途中、「別海神社」があったので、立ち寄っておいた。

「常盤」バス停

常盤」バス停。
先ほど行った郷土資料館は、このバス停から近いのだが、
ここには「中標津線」という路線バスのみが停車する。

中標津空港線は停車しないので、間違えないように気を付けよう。
なお、空港線が停車する「別海町交流館ぷらと前」からは、徒歩10分近くかかる。

「ていしゃ場」で昼食を

「ていしゃ場」(別海町交流館ぷらと)

そろそろ昼飯にしよう。

昼ご飯は、交流館ぷらとに入っている「ていしゃ場」という食堂でいただく。

今は鉄道がない別海町だが、町の「駅」的役割を果たしている交流館にこのような食堂があるのは、何とも粋な感じがする。

食券形式のお店で、色々なメニューがあった。

とりあえず、無難な「麻婆豆腐」を注文。
漬物やスープもついていて、ボリュームある一品だった。

私が店に入った時は、客がほとんどいなかったのだが、
しばらくすると段々と増えてきて、最終的には席が全て埋まるまでになっていた。

なかなか人気のあるお店のようだ。

少し記事が長くなってきたので、今回はこれで終了。
次回は、4日目後半の様子をお伝えしたいと思う。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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