【映画感想】悪は存在するか
唐突に突き放され、頭を整理するまでしばらく時間がかかる。問いが投げかけられ、どのように解釈するかは見た人に委ねられている。
2日経って、私としては「自然への畏怖」、「寓話」と解釈した。
前半で美しい自然の映像が続くが、どこか怖い自然も内包されている。自然の怖さへの伏線が繰り返される。後半では前半をなぞりつつ怖い自然が姿を見せる。
単なる都会対田舎、文明対自然の争いにとどまらない深さがある。
巧は、バランスを壊すことへの「反動」、寓話風にいえば「たたり」を恐れたのではないか。
巧の行動の解釈については、こちらの記事も参考になった。
※見出しの写真は井の頭恩賜公園。筆者撮影
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