あまりに素敵だったので、杉田陽平さんの個展にお邪魔。クリスマスを満喫!

画像1 昨日ご紹介した杉田陽平さん。そうなのよ。あんまり池袋駅構内の作品が素敵だったから、日を改めて西武デパート7階で開催されてる「ダイナミックな作品展」に行ってきたよ。アトリエ風のスペースの壁にはご本人の「メリークリスマス」のメッセージが。制作中の息遣いが聞こえてきそうです。
画像2 これが、メインイメージとなるイラスト。一番大きなトナカイに目が行ってしまいがちだけど、よく見ると抽象的なタッチも多々あって、それがこんなにバランス良く一枚に収まってるって言うのが、不思議。マジックみたい。フラミンゴやクマさんもいるね。
画像3 強いエネルギーが、はみ出しちゃってる。勢い余って垂れ下がってきてる。興味を持って、下の部分を観察してみたら、もう固まって色々な色が一つになってオブジェみたいになってた。もうコレ以上は垂れず、時を止めてしまったかのよう。そんな「時間」を感じる作品でした。
画像4 これは「ゴッホ”星月夜ー糸杉と村”に捧ぐ」とタイトルにある通り、ゴッホへの熱いオマージュ。こんなに違うタッチでも、じゅうぶんにその思いは、伝わってくる。私の大好きな「星月夜」も、こんな感じで糸杉と合わさると、思いもかけない表情を見せてくれるけど、最初に見た時にすぐにゴッホへの気持ちが伝わってきたから、すごいエネルギーだよ。
画像5 おや、こんなイラストもお得意なのか。全然違う印象を受ける。これはこれで、好きなタイプです。上下を二分するまっすぐな横線が引かれていて、それが水平線となっている。可憐な蝶々が飛びかい、一見平和そうだけれど、嵐を予感させる雲もあって。なにより、あちこちに立つ白波は、水平の秩序を乱しそうで一瞬不安になるけれど、ちょっとだけ覗く青空が、それをきれいに吹き飛ばしてくれる、という感じね。
画像6 あらら、こちらにはこんな感じのも。うーん、本当に色々なタッチで表現できるのね。素直にリスペクトです。会場にはご本人の作品に対する思いを熱く語る映像も流れていて楽しめるけれど、とてもナチュラルな印象を受けたよ。もちろん、芯はものすごく強いものをお持ちだとは思う。それが、キチンと伝わってくる作品たちです。
画像7 こぼれ落ちそうな花。思いのままにそこに配置された厚いアクリル絵の具のこんもりとしたふくらみは、色々メッセージを伝えてる気がするよね。こんなご時世、困ったことや絶望しそうな出来事も起こるけれど大丈夫、と言われてるよう。つまり、その思いきり重ねた絵の具を見ると、元気がもらえちゃうんだよ。人は時々弱くなっちゃうこともあるけど、ここまでダイナミックに描かれてると、何もかもOKなような気になって来るのよ、不思議。
画像8 これは、きっとサービスコーナー。クリスマスにちなんだアイテムがかわいらしく飾られてる。サンタクロースでしょ、トナカイでしょ、それとプレゼント。小さいながらも、それぞれが元気よく主張し合って、このあたり一帯のウキウキするような雰囲気を作っていたよ。
画像9 こんなイラストが、館内のあちこちにあるよ。どんなのがあるか、探しながら歩くのも楽しいね。最初は、ケーキだと思ったけれど、まちがい。プレゼンとだった。とにかく、西武デパートは、杉田陽平さん一色。今まで知らなくって、本当にゴメンだけど、今回のことで知ることができたのは、恵み。西武・そごうさんありがとう。そして、日に日に近づいてくるクリスマスは、当日まであと一週間を切りました。だから、今のうちにたくさんいっておこう。メリークリスマス!

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