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かんがえこと-34

3.20

調布からの帰り。スターバックスに入って2時間ほど読書。久しぶりに買って読みたいと思ったのは哲学の本。最近はかんがえるよりまず感じること、を意識していたけれどもやっぱりかんがえることは日常で。

読書を終え、その後寄った店で偶然、前職場のYちゃんに遭遇。ミラクル。コロナ渦での営業について気にかけつつも全く会えていないのだった。お互いの近況など数十分立ち話。近々飲みに行こうと約束し別れる。

3.23

LIGの書類選考は落ちた。そもそもなぜ私へメールが、私のスキルで受かるはずなどないしまぁ話だけでも聞いてみようかと興味のみで連絡したのだった。まずはざっくばらんに、という面談。経歴も目を通してもらった上での評価をもらい、ただありがたく終える。しかし「期待しない」とはいつも難しい。

3.31

半年ぶりのオフィス。そして退社の日。ひとりそわそわしながらもいつもそうしていたようにデスクに向かう。職場でいちばん目立つのは、入社の日、その次が、退社の日。あまり目立たずさらっと立ち去りたい。出社していた数人に、静かに丁寧に見送られる。ありがとうが行き交う。決断はいつだって前向きな理由でいたくて、それでも何かと言い訳ばかり探してはいなかったかと。立ち去る立場の私の中に、何かを残していって。

4.7

新しい職場で約1週間。新しい環境にはいつも苦しむほうだけれど今回は不思議と自然にふるまえている。マスクで相手の表情の変化に過敏になることがないのも大きいのかもしれない。それでもやはり新しい業務、にせわしなく、生活は乱れがち。まいっか、が増えてくる。ようやく落ち着いて久しぶりにみそ汁を作る。ひたすら野菜を切る。無心。落ち着く。

4.8

瞑想は毎朝しているけれど、頭の中がいそがしくてなかなか呼吸に集中できていない。無とは程遠い。

もう飾らなくても良くなってきた。飾っている、つもりはなかったけれどもどうみられるとか、どう思われるとか。これまでは、あー今こう思われたかも、といやでも感じてしまうのが、しんどかった。事実かどうかは関係なく。この半年間の意識の変化は大きい。水中ではまったく進んでいるとは思えないのだけれど、陸に上がったとたん気づきの嵐で。いつ陸に上がるのかも自分では知らないまま。知らないふりをしていた金属アレルギーで、イヤリングの耳たぶがかぶれる。

4.9

好きなものは共有したい。好きだって知ってほしいし、何が好きなのか知りたい。だから相手からこぼれたかけらを見逃さず拾う。そのかけら私も持ってる、って伝えたい。あの人もあの作家が好きだったんだ、とお久しぶりの方とやりとりするなど。


4.10

図書館にて気になっていた本を。2週間で読み切れないとはわかっていながら、5冊ほど。もう読むことというよりも、気になることばを、気になるものを拾い集める作業といったところ。サルトルなんて。読める気がしないのに、知ってしまった、それは必然。「日常と別の時間の中に入り込むこと。始めと終りがあって、日常生活のような偶然的な実存とは相反する、必然的な時間。」

旅も然り。日記も然り。

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