フクラスズメメモ

本日は、息子のお弁当の日ー。

何とか作り終えたので、6時近いがちゃちゃっと今日のnoteを書こうと思う。

今日はタイトル通り、フクラスズメの話。と言っても、名前の通り可愛いスズメ…ではなく蛾だしメインは幼虫の話なので、虫が苦手な方は見ない方がいいかもしれない。

昨日は実家に行き、息子と散歩をした。すると、道を横切る一匹の幼虫。全身黒くて、小さな白い斑点?もぼちぼちあり、頭とおしりが赤寄りのオレンジ色。そんな目立つ幼虫である。

小学生の頃、通学時に毎年よく見た幼虫。秋に見ていた記憶がある。ちょうど今の時期である。何年かに一度?大量発生して、道が埋め尽くされる時があった。道端に生えているとある植物がお気に入りらしく、丸裸にする勢いで食べていたのを覚えている。

一匹ここにいるということは。視線を道端に移し、彼らが大好きな植物を見た。案の定、植物には何匹もくっついていて、皆一生懸命葉っぱを食べているようだった。

「沢山いるねー」

「いるねー」

「お母さんが子どもの頃にもよく見たんだよ」

「へー」

「お母さんは友達と一緒にゲジゲジって呼んでたな」

「ゲジゲジ」

一般的にゲジゲジと言うとまた違う生き物なのだが、子どもの頃は「毛虫っぽいもの=ゲジゲジ」だったのである。

そういえば彼らの正式な名前は知らないなぁと検索して見れば、フクラスズメという蛾の幼虫だった。よく食べているあの植物は、カラムシ。茎の皮から取れる繊維が丈夫で、糸や紐、縄などに使えるらしい。昔あの辺りに住んでいた人は使っていたりしたのだろうか。

名前は全然知らなくても。思えば小学校の通学中は自然に近い場所を毎日それなりの距離歩いていたわけで、いろんな生き物や植物の生態を見ていたんだな。実家周辺を散歩すると思わぬ懐かしいものに出会うことがある。今の時代、特徴さえ入力できれば簡単に検索することができる。名前や、実はあれはそういうことだったのか、という事実がこれからもわかることがあるのかもしれない。


ではまた明日。