風穴

この世には風穴というものがある。

……と書いたら、大抵の人は「かざあな」と読むのだろうか。

風穴関係の本、無いかなーと検索したら見事に「かざあな」と読むものばかりがヒットして、「あ、そうか。世間的には『かざあな』が主流だよね」と気付いた数ヶ月前。

今回私が書きたいのは「かざあな」ではなく「ふうけつ」の話である。


この世には風穴というものがある。

主に山の中腹なのか?夏でも涼しい風が出てくる場所である。

単純に日陰で涼しい、というだけじゃなく、明らかに冷たい風が吹いてきて周りよりも気温が低くなる。一帯が囲まれていたら真夏でも寒い。天然の冷蔵庫のような場所である。

全国各地にそういう場所はあって、昔は保存や養蚕業に使われていたそうな。

私も何度か行ったことがある。明らかに周りよりも涼しい場所である。

とりあえず画像など載せてみると。


この奥、道が左に曲がっていて


進むと部屋がある。



この時外の気温は30度くらいで、この中は14度くらいだっただろうか。2枚目の画像辺りから明らかに空気がひんやりして、奥の部屋は本当に涼しい空間だった。



今読んでいる本にフリーエネルギーの話が出ていて、真っ先に頭に浮かんだのが風穴だった。

風穴くらい涼しければ、少なくともエアコンはいらないだろうと思う。

ただ、風穴は「山」というとても大きなものの中を通る過程で空気が冷やされていくわけで、なかなかそれをそこかしこで再現するのは難しそうな気がする。

でも、「冷たい」まではいかずとも「ちょっと涼しい風」くらいはどうにかできないのかなー。と考えたりするわけである。

気圧差、循環、上手く使えばいけそうな気がするけど。それは私がそういうものを全然知らない素人だからだろうか。

涼しい風に限らず、いろんなもの。例えば反射によって明るさを増幅させるとか。ただ電気製品をポンと買うのでなく、何やかんやちょっと工夫したら変わることってあるんじゃないかなぁと思ったりして。

暇になったらそういうのも考えたいんだよなーと思っている。


結局何が言いたいのだと言えば特に言いたいことはなくて、何となく「今日は風穴について書こう」と思っただけである。


最後に画像を1枚。

風穴のしくみ。何故か月が息を吹きかけているのが面白かった。

看板に書いているけど、今回の風穴画像は高鉢山のものでした。



ではまた明日。