ルビーの指輪

家族3人で絵しりとりをしていた。

最初に息子が「サル」の絵を描いた。

次に夫が「大きな宝石のついた指輪」の絵を描いた。

たぶん夫は「ルビー」のつもりで描いたのだと思うけど、絵は指輪なんだし「ルビーの指輪」ととってもいいのではなかろうか。

「び」と「わ」どちらにしようかなーと考えて。私は「輪投げ」の絵を描いた。

まぁ、それはともかくとして。約40年生きてきて、私は今更ながらふと気付いてしまったのである。


ルビーの指輪、物凄く使われていますね??


主に使われるのは「あいうえお表」の「る」の所になるのだろうけど、宝石で出てくるのは「ルビー」くらいだし、それは大抵指輪に加工されている気がする。しりとりでも、他の宝石と比べたら出る回数は圧倒的に多いだろう。「る」から始まる言葉が少ないから自然なことではあるのだけれども。

それは私が子どもの頃から既にそうで。「ルビー」という赤い宝石は、何かよくわからないけど子どもたちの中ではお馴染みなのである。

でも実際に宝石(のついたもの)を購入しようと思った時に選ばれるかと言えば、おそらくそうでもなくて。ダイヤモンドとか他の宝石が選ばれてしまうのかなぁと思う。

そう考えると、何だかすごく不思議な宝石だよなぁと思ったのだった。


あいうえお表とかにルビーを使うにしても。本当は指輪である必要はないのである。石だけでもいいし、ネックレスとかブレスレットとかでもいいハズなのである。

でもやっぱり、絵で描かれるのは指輪。それがわかりやすいのは確かなのだ。石だけよりは、指輪の方がより「宝石」という感じがするし。アクセサリーを描いて宝石感を出すなら、まぁ指輪かネックレスかな、とは思う。

でもなー。それにしたってなー。こういう場面でものすごく使われているよなー。

そんな、本当にどうでもいいことに気付いた夜だった。


だからどうしたってどうもしないけど、「『る』と言えば『ルビー』だよね。絵はやっぱり指輪だよね」という認識は、おそらく表を作る側にもあるんじゃないかなぁ。

それは自分が小さなころからそうだったもので。ある意味、長年受け継がれてきているものなのかもしれない。



ではまた明日。