字の好み

仕事でプレートを書く時に、悩むことがある。

その字をどういう風に書くか

ということである。

この悩みは、特にアルファベットを書く時に多いように思う。たとえばの話。「g」を書くにしても。

いつものでんぷんのりで最初の方が潰れてしまったけれども…。下をくるっとするかしないか、更に上げるとして、その上げたのをどこまで伸ばすか、という問題があるわけである。

「a」だと、大きくこの2種類があったりして。

「y」だと筆記体風に書くか書かないか、終わりをどこまで伸ばすか問題が。


ひらがなだと、どっちの「そ」にするか、とか。私は大阪の小学校では右側の「そ」で習ったのだけれど、四国にきたら、みんな左の「そ」で書いていた。なので大体、私より歳上の人には2画の「そ」を書いたらいいのかなと思うけれども、本当にそれでいいのかはちょっとわからない。


よく書く「Happy」も、yの字をこんな風にながーく伸ばす書き方もあったりして。大抵は、相手の年齢や性別などから何となくこんな感じでいいかな?と書くけれども、それが本当にその人の好みに合っているのかは、全くわからない。


人それぞれノートとかに書く時に、「この字はこう書こう」って決めた書き方があるハズなのである。書きやすさとかいろんな要素はあるだろうけど、ある程度「この字はこの書き方がいい」って自分の好みを反映して書いていると思うのである。

私は、お客さんの字の好みが全然わからない。だから私が書いた書き方が「お客さんの好みに合わないこともあるだろうなぁ」とは思っている。 

字体だけでなく、「可愛い感じ」「きれいな感じ」とか、字っていろんな書き方があるわけで。そんな中でお客さんの好みドンピシャな字を書くって難しいよな、と思う。ケーキを買ってそこまで考えて見てる人はあまりいなくて、それなりに綺麗で読める字ならいいのかもしれないけれどね。というか、よほど指定されない限り、そうとしかできないのだけれどね。


プレートを書く側として、毎回地味に悩む部分。久しぶりにアルファベットを沢山書くことがあったので、記事として書いてみた。


ではまた明日。