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朝から試練、健康であることは当たり前ではない

 朝アラームで目が覚め、起きようとしたら体を起こす力が入らずとても息苦しい。

目覚ましは4:45にセットされている。朝は必ずシャワーを浴びたい。特に昨晩は寝汗をかいていたから、尚更シャワーを浴びたかった。

けれど、体に思うように力が入らず起きることができないので、まだ寝ぼけているのかと思い、朝の細々したルーティンをこなすのに、ギリギリ6時までなら間に合うと思い、二度寝することにした。

けれど、6時に至るまでに何度も目が覚め、その度にどんどん息苦しくなり、より一層体が思う様に動かなくなっていく。

流石に、6時過ぎて起きると仕事に遅刻するかもしれないと焦り始め、とにかく血圧を上げるにはこのまま横になっているより、体を起こした方がいいのではないかと考え、フラフラとしながら部屋を出てテーブルの椅子に座った。

けれど、そのままでは体を支えることができずに腕をぐんと張って、プルプルしながら座位を保ち、呼吸は苦しさを増していく。その上頭のてっぺんから滝のような汗が流れてくる。サラサラとした汗はまるで頭から水を掛けられたかの様だった。テーブルには汗の水たまりができるほどだった。

昨晩、体調が悪く夕食を抜いたために低血糖になっている可能性も感じ、倒れそうになりながら冷蔵庫にバナナを取りにいき、再びテーブルの椅子に座り込んだ。息苦しいし、お腹が空いているわけでもないのに、ちょっとずつ口に入れて一本食べ切った。

しかし、何をしても良くなるどころか呼吸が苦しく座っているのも辛く横になりたかった。結局7時までその態勢で椅子に座り、頭を支えながら気を失うを数回繰り返した。そして、完全に仕事に行くのを諦めた。

今日は無理だ。今日はアポが入っていない出向の日であったため、気持ちも楽だった。そもそも、今日は他の曜日と比べて楽な曜日だったから、本当は行けないことが残念でならなかった。しかしどう考えてもこれでは仕事にはいけない。

呼吸が苦しく座っていることもできないため、寝室に戻りベッドに倒れ込んだ。呼吸が過呼吸にならないようにゆっくりと吐いて吸ってを繰り返しながら、職場に電話をしてみたが、そもそもこの時間に電話が繋がるはずがない。

仕方がないので、上司の番号にSMを送り、横になりながら、気を失っては目を開き、1分しか経っていないのを目覚まし時計で確認するを繰り返した。9時前に上司から返信があり、休みが確定した。

 その後、安心して30分そのまま気を失った流れで寝ることができた。

 目が覚めたとき、呼吸はすっかり楽になり、体を起こしてみると起き上がることができた。汗を大量にかいたために、水分を摂らないといけないと本能的に感じて、リビングに行きお茶を飲んだ。恐る恐るだけれど足元も呼吸もなんとか大丈夫。

 病院に行こう。でもその前にシャワーを浴びよう。

 シャワーを浴びた後、病院を検索して循環器科を探した。私の中では明らかに血圧の異常だと感じていた。これまでこんな経験はしたことがない。けれど、普段脈絡のない動悸も多いため、何かしら心臓が弱っているのではないかと考えることが多いため、他の科は思い浮かばなかった。

ちなみに、心筋梗塞の検索までした。

 心電図の検査を含む診察を終え、結局、不整脈が連続して起きたことで付随する症状に当てはまるということであった。24時間測ることのできるホルター心電図を後日つけることになり、再び今朝の様な発作が起きた時用の薬を処方していただき帰ってきた。

今は手元にいざという時の薬があるのでいくらかは心強い。

 これまで動悸だと思っていたものが不整脈の可能性が高まった。しかし、数年前にも一度ホルター心電図をつけたことがあったが、その時は何も出なかったため、今回もまたそうなるような気がして、出て欲しいような出て欲しくないような複雑な気持ちである。


 長い話になってしまったが、動こうと思えば動ける普段の健康な状態がとてもありがたく感じた一日だった。

時々、気持ちが乗らないを理由に、無為に時間を過ごしてしまうことがある。けれど、今日のことがあって、生活リズムや体調の管理をもっと丁寧にしたいと思えた。

休みの日になれば、寝たいだけ寝て、食べたいだけ食べるような日もあるけれど、できる限り自己管理した方がいいと反省した。

私に必要なのはバランスとリズムなのだろうな。まだまだ健康で生きたいけれど、健康は当たり前じゃないと心しておきたい。

今日は本当に朝の数時間でクタクタになってしまった。
明日の朝が今朝の様にならないように祈りながら早めに眠りにつく。

おやすみなさい。
今日もお疲れ様でした。
生きている今にありがとう。

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