見出し画像

ドトールのミラノサンドA

 仕事の合間に軽く食べにドトールへ。夕方の小腹が空いてくる時間帯。今日は甘いものより塩気のあるものを欲していた。そこで、何度も食べたことのあるミラノサンドをチョイス。がっつくほどには空腹ではないので、ゆっくりと一口ずつ味わった。

 今日はチーズinミラノサンドAを選択。ミラノサンドAにチェダーチーズのスライスが入っただけで50円高くなる。

 一口目を頬張ると、ほんのり温められたパンの優しさが伝わってくる。一見カサカサした表面のハードっぽさの層は繊細に薄く、噛み切りやすいのに軽すぎない。口に入れた時のハムとレタスとの相性が抜群であった。

ドドールのパン、美味しい、、、

一口目を噛み締めながら手に持つミラノサンドをまじまじと見た。これまで何度も食べてきたのに、パンにフォーカスすることはなかった。なんて素敵なものを見逃していたのだろう。

いつも気になっていたのは、そのほのかな温もりを中途半端に感じていたこと。もっと熱々にならないものかな?と。

けれど、今日やっとわかった。レタスと生ハム含む三種のハムを存分に味わうには、このほんのりとした温もりが必要だったのだ。そして、パンのちょうどいいテクスチャーを生み出すためにも。

 そして、パンを味わうために食べるなら、もしかするとチーズなしの方がいいかもしれないと思った。いや、チーズはチーズでいい働きを見せるんだけど、その華やかさがシンプルにパンだけを味わいたい時には余計かもしれないということ。

チェダーチーズはすごく美味しい。美味しいけれど、パンとハム達のコンビネーションだけで味わい尽くしたい時もある。

 これまで身近にいた幼馴染が、ある日新鮮な一面を見せて急に特別な存在になっていく、そんなドラマのような展開じゃないか。

そう、こういうことがあるから、普段から慣れたものでも全感覚を研ぎ澄ませて再会したい。食べ物でもなんでも。

今日はまだこの後仕事が残っている。8時には帰りたいがどうなることやら。

けれど、ドトールのパンにもらったエネルギーが満ちている今、今夜天空に見えるスーパームーンのような気分で前向きに出陣です。

少し早いけど、今日もお疲れ様でした。
支えてくれる全てにありがとう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?