先日、日本在住の知人から「オランダにはこういうレジがあるんだね」と、とあるリンクが送られてきました。それがこちら。

オランダではスローなレジが話題をよんでいる。高齢者に人気。会話ができるレジであり、クッキーも食べられる。最近効率化ばかりだったので立ち返っていいのかもしれないとスタジオでは絶賛した。

オランダのスーパーマーケットの試みが、NHKで紹介されたのだそうです。
この文章の中のキーワードをいくつかオランダ語で検索したら、元ネタらしい記事をみつけました。

スーパーマーケット「Jumbo」の孤独な人々のためのおしゃべりレジ：「成功すれば、さらに多くの店舗も追随する」

「もちろん、一度会話をすることで孤独から誰かを救うことはしませんが、それは役立ちます。」

高齢者たちが孤立しないように、ゆっくり会話を楽しむためのレジが設置された店舗があるそうです。他の一般の利用者は、他のレジを利用するから特にクレームやトラブルは無いのだとか。

日本だとコンビニエンスストアが社会のインフラ化して久しいですが、オランダでは人々の心の支えになろうとしているのは面白いですね。この試みがうまくいけば、他の店舗でも同じサービスを導入する予定があるそうです。

余談ですが、オランダの多くのスーパーには、こんな子供用のサービスも用意されています。

買い物についてきた幼いお子さんたちのために、スーパーがバナナやみかんといったフルーツを無料で提供しているんです。子供たちが（カートの座席などに座って）フルーツに夢中になっている間に、おちついて買い物をしてもらおうという配慮のようです。
こうやって子連れ買い物客のことを考えてくれているスーパーマーケットの目線も嬉しいですね。オランダのスーパーマーケットは、目の前の利益や効率の先にあるものを見据えているような気がします。私がオランダで買い物するのが心地よいのは、こういう面があるからかもしれません。

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