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【新時代の ”BPO” 】進化系アウトソーシングを考えてみる

こんにちは!!

経営・労務コンサルティング(HR領域)を主な事業として運営しているTRIPORT(トライポート)の代表・岡本です(^^)

今回のお話は、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)について…

1、人材の流動性が高まる現代において、現在、未来におけるBPOの必要性ってどの程度あるのか…

2、今のBPOには何が足りなくて、新しいBPOの理想の形はどのようなものか…

を考察してければと思っています(^^)


BPOと一言でいっても、経理BPOやオウンドメディアBPO等々様々ありますよね!!

今回は解像度をあげて考察していきたいので、僕の場合は社労士でもありますし、今回は給与計算BPOを軸に記事を書いてみたいと思います!!(^^)

現在、未来におけるBPOの必要性

高齢化社会が益々進んでいくことは周知の事実ですが、さらに現代においては…

「転職」「副業・兼業」、また「フリーランス」など、一昔前と比べて、働き方(働くスタンス)の多様性が増してきてますよね(>_<)

現代ではSNSなどで気軽に、普段あまり接しない業界や、まだ自分が知らない他者の生き方の成功事例など、様々な情報を得やすい状況もあるかと思います。

優秀な人材であればあるほど、人生における様々な選択肢を考察したうえで、さらに行動力にも優れているため、1企業に留まる確率も大きく下がってしまいます。(これが「人材の流動性」が高まっている理由の1つ)

つまり、経営サイドからすると一昔前と比べて「退職リスク」が非常に高まっているのが現代だと思います(-_-;)

(補足)
勿論「自分一人だけで事業を回せる業種」や、「完全自動化、または大部分を自動化(半自動化)できる業種」等は該当しないケースがあるかと思いますが…

雇用契約している社員や、業務委託契約しているメンバーにて事業運営している場合、大事に育てた人材が退職してしまうことは、機会損失も含めると経営上大きな損害になることは明白(-_-;)

だからこそ事業を安定稼働させるためには、外部に社内業務を切り出せるBPOの仕組みは必須の概念であり、できることであれば極限まで社内業務を外に出したいというのが経営サイドの思考かと思います。

ただ、今回の記事の一番のお伝えしたい点は、今までのBPOの在り方では不足している部分があり、+αの付加価値が求められるのが新しい形のBPOになるのではないかという点です!!m(__)m


BPO業界の現状と課題

BPOは何十年も前から存在する概念ですが、現代にいたるまでそのほとんどは、定型化できる社内業務の一部をルーティン業務として外部に切り出し、当該プロセスを低コストで安定稼働させるというものでした(@_@)

僕も1サービス利用者(消費者)として…

(心の声)
本当の理想は、まるで社内にいる優秀な社員がその時々の状況に応じて、最適なアウトプットをしてくれるような…

言い換えると、企業利益を高めるためにも、定型業務だけでなく必要に応じてコンサル要素(高度な専門性)もブレンドした柔軟性の高いアウトソーシング
なんだけどなぁ~(-_-)

とずっと思っていました(~_~;)

ただ、上記ニーズをBPO事業会社が実現しようとすると、人材教育コスト、体制構築コスト等が肥大化するため採算が合わず、結局対応できないという壁にぶち当たります(-_-;)

結果、どうしても定型化した業務のみサービス範囲とすることで利益を確保せざるを得ない…

勿論大金を払える大企業などであれば、高度な専門性も含めたBPOのカスタマイズも可能かと思いますが(-_-;)

つまり、定型業務は問題なく安定稼働するものの、あとちょっとプラスαがほしいけど物足りない

”痒い所に手が届かない”BPOということになり、本当はもっともっと高付加価値なBPOサービスができるのではないか。

そもそも「BPO」の本質を考えると、例えば「業務委託」とは別物ですし、社内プロセスの一部を切り出すことを指し、当該プロセスの効率性を高め続けることだと思ってます。


新しいBPOの理想の形

まず初めに、前述したBPO業界の課題に対する対応方針として、「新しいBPOの理想の形」のイメージを図解してみました。

※ここでは「給与計算BPO」を例に記載

(参考)新しいBPOの理想の形:イメージ図

上図(下部)「ルーティン要素」だけだった従来の給与計算BPOに…

例えば社労士の世界でいえば、上図(上部)「コンサル要素」の付加価値A~Dのような新たな付加価値をオンすることで、理想のBPOになると考えます!!

ただ上図「コンサル要素」は専門性が高い分野であるため、BPOサービス事業会社としては、属人性が高まりやすいので、いかに業務プロセスや思考ロジックを可視化し仕組み化できるかがポイントになるかと思います(@_@)

一朝一夕ではなく、上記1つ1つの付加価値を地道に、ITも活用しながら少しずつ部分的にでも仕組み化していく

これが今BPO業界に必要なことだと考えていますm(__)m


(参考)BPOに士業の付加価値をブレンドしてみた

前述した「新しいBPOの理想の形」のイメージをもう少し深めるために、例えば、弊社TRIPORT(トライポート)の具体的取組事例として…

「一般の社労士」や「HR Tech系ソリューション(ITベンダー)」、その他「BPO事業会社」等と…

僕がイメージしている「新しいBPOの理想の形(例えば、弊社「クラウド社労士コモン(給与計算BPO含む)」)」の比較をポジショニングマップで表現してみました!!

※縦軸「高度な専門性」
※横軸「属人性・ヒューマンエラー」



上図ポジショニングマップからも分かる通り…

いかに専門性が高い付加価値をより多くの消費者に安定的に提供できる仕組みを構築できるかが、今後のBPOの世界観では非常に重要(@_@)

とはいいつつ、僕ができることは限られているかと思います(^^;

そこで…

まずは費用対効果を考えながら、優先的に仕組み化すべき付加価値を選定。
(TAMを考慮しつつ、自分のコアコンピタンスを最大限活かせる分野を選定)

さらに、あらゆる業界すべてを対象として仕組み化していくのではなく…

業界特化型で、その中でも特に重要度の高い業務にセグメントしながら仕組み化(@_@)

というイメージで、AI活用が急速に進んでいる昨今ではありますが、一歩一歩着実に歩んでいきたいと思います!!

今までも、そしてこれからも…

弊社TRIPORT(トライポート)では1つ1つの付加価値の仕組み化ができ次第、順次「新時代のBPO(進化系アウトソーシング)」としてバージョンアップしながらリリースしていきます!!(^^)

今回も最後まで読んでいただいた方、本当に有難うございました!!m(__)m

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