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【吹部】2023.12.21 個人レッスン

この日は、前日の合奏を活かしての個人・パート・パーツ練習。
来週のホール練習には中学生を招いての公開練習もあるので、そこでパート紹介も行う予定なので、その練習も。

私は、昨日の合奏で少し気になった生徒に声をかけて個別レッスンを打診。
気になったというのは、一生懸命取り組んでいるのに伸び悩んでいると感じた生徒。他にもMTGの時にレッスン受けたい人を募り、この日は3人レッスンを行いました。

気になった生徒は、少し窮屈そうに演奏している感じで、息の支えをうまく作ることができず、響く音が作りにくい状態になっている印象でした。

本人にレッスンを打診したところ、是非!と即答だったので困っていたのだろうなと感じました。
レッスンでは、まず響かない音に対して困っていると言及があったので、
姿勢的に窮屈だなと感じるところがあるかと尋ねてみると、
やはり背中や首に窮屈とのことでした。

その窮屈さをレッスンの中で、
・楽器と自分の関係
・マウスピースと自分の息の方向性
を見直していくと、支えがよく効いて響くところが見つかりました。

見つかった途端に、本人から涙がこぼれ落ちました。
涙のわけを聞いてみると、このまま響かなかったたら、周りへ迷惑がかかることをとても気にしていました。
普段からとても熱心に練習する生徒で、楽器を始めて半年ですが、よくやっているなと感じていますが、人に言えずに我慢しているところがあったのですね。

このレッスンが彼女の中の悩みを根本的に解消できたものになったとは思っていませんが、良い方向に進んでくれればいいなと感じています。

2人目は、
口の中が気になると申し出てきたので、マウスピースから確認したところ、
歯並びの関係で、真っ直ぐにマッピを当てると息が横から漏れてしまうことが起きていました。そこを漏れずに振動する位置を一緒に見つける作業をしたところ、音がよく響くポイント、支えがスッと入るポイントが見つかりました。

そのあと、座奏での、背中の脱力と股関節の脱力を伝え、支えがさらに安定しました。元々、苦手なタンギングや早いリップスラーも解決な兆しが見えてきました。

3人目は、曲中で和声進行が全くわからずに音が毎回安定しないところがあるから、音とりを手伝ってほしいと申し出がありました。

その部分をハーモニーディレクターで音を取りながら、次の音との関係性と、その移り変わりの響きを覚えてもらうことをやりました。
技術的に響かすこと難しかった音域が出てきたり、進行的に取りにくい増4度や7度の跳躍があったりと、本人にとっては謎な部分だったと思います。

技術的な部分のアドバイスと、難しい跳躍の響きの感覚を別々に意識づけしていくと、腑に落ちたようでした。

練習が佳境に入ってくると、合奏で詰めて行きたい気持ちが募り、個別を蔑ろにしがちですが、やはりここをやることは大切だなと感じます。

本日もありがとうございました。
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