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是非とも読んでほしい

先日紹介した『「叱らない」が子どもを苦しめる」(薮下遊・高坂康雄 ちくまプリマ―新書)は,教師だけではなく保護者や育児をしている人たちに,是非読んで欲しい本です。
ノートにポイントを書き出しながら読んでいきましたが,6ページにもなりました。
例えば,
○子ども時代は,できること=可能を開拓,拡大していく時期である。
○やりたいこと=願望→他者を必要としない
○できること=可能→他者の存在が必要
○個性とは,他の人と同じことをしていたとしても滲みでてきてしまうもの。
○自身の「責任範囲」を知る
○ごちゃごゃとしたやりとりを根気強く続ける。

子どもの接し方や,相談の仕方,声のかけ方,面談のしかたなど具体例も多く紹介されています。

子どもは,本来未熟な存在のはずです。
未熟であれば,否定や批判を受けるべきです。
しかし,現在の学校では,子どもを叱る(怒るのではありません)ことがなかなか難しいのです。
日本は,どうしてこんなにも優しすぎる国になってしまったのでしょうか。
こんな国で育っていく子どもは,どんな大人になっていくのでしょうか。
不安しかありません。