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2007.0411 Syrup 16g in SENDAI JUNK BOXS

※Dead Rabbit Tour 2007のレポ

リアルの残響音が響く中ライブは終わった。
言葉少なに、ライブは終わった。
だが、その音が全てを物語っていた。

新曲4曲。
これまでのイベントやツアーで演奏されたものとは全くの別物だという。これで、35曲目くらいの未音源化の曲。
だけど、不安になったりはしなかった。
むしろ、まだやってくれるんですねって思った。

ライブハウスの闇の中にはさ、きっと希望が眠っているんだ。

昼間の太陽の中の、日常の景色の中に潜んでいる希望とは別物の何か。

仕事は楽しいよ。どうなってんの?。
新曲の歌詞も、ネガったり、抗ったり、やっぱりシロップだった。どうしようも無いくらいにシロップだった。

曲が終わったあとの、五十嵐さんが「ありがとうございます」って言うまでの、拍手が静まったあとの静寂。
 
某掲示板では、それがノリが悪いとか、メンバーの名を呼ぶ人がいないのは異様だったって書いていた人もいたけれど、あの静寂と、いびつな間こそが、Syrup 16gというバンドの持っている特質なんだと思う。猿みたいに踊り狂える曲があって、心の滓を洗い流してくれるような、悲しいくらいに、美しい曲があって、そしてそこにリアルがある。

これまでのアルバムの曲も、アレンジがかなり変わっていた。今回も、サポートでギターが一人。
藤田さんも、マキリンも、たいこさんも、みんながSyrup 16gという得体のしれない化け物を動かす力となっていた。

次に仙台に来るのはいつだろうな。
でも、待ってられないや。日比谷行くことにした。
チケットの先行は、行く前に申し込んであったけど、絶対に手に入れてみせる。

新曲は、一曲を除いて、どれも、これまでにはないほどの、ロックンロールソングナンバー。
転がるって事ですよね?【DEAD CAN DANCE】って事は死んだはずだけど、また踊りだすって解釈でいいんですよね?
妄想?うん、妄想リアル。
だって、諦めないほうが奇跡にもっと近づくんでしょう?

それは現実となると思う。結果はどうあれ。
だから、最後のリアルなんだと思う。
それぞれのリアル。
Syrup 16gのリアルが、僕の見るリアルの先と重なることを信じて。

諦めの悪い男は、必死なのはかっこ悪くねえって生きてたいなと思います。

以下セットリスト
まだライブ前の方は、見たくない場合、スルーで。

1新曲
2生活
3神のカルマ
4新曲
5新曲
6不眠症
7ex)人間
8正常
9INM
10My Song
11翌日
12天才
13ソドシラソ
14パープルムカデ
15Sonic Disorder
16汚れたいだけ

UN1
1新曲
2真空
3Coup d'Etat
4空をなくす

UN2
1リアル

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