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上司の「後にして」をなくす方法

仕事を進めるうえで、上司への「報連相」は欠かせないものです。
しかし、上司への報連相のタイミングも大切で、上司に話しかけたはいいが「後にして」と言われて、タイミングを逃してしまうことが多々あります。

報連相とは?

職場でのコミュニケーションの基本である「報告」「連絡」「相談」の略。

報告・・・すでに完了した仕事の結果・進捗などを伝えること
連絡・・・現在進行中の仕事で発生したことを伝えること
相談・・・アドバイスをもらって仕事の方向性を修正していくこと

上司の「後にして」が生まれる背景

すぐに報連相しなければいけない内容なのに、上司に「後にして」と言われたことによってタイミングを逃してしまい、業務に支障が出てしまうのは、最悪なパターンですね。

急ぎの内容なのに、忙しいを理由に突き放してしまった上司の責任のようにも思えますが、こういった場合は報連相を切り出す側としての最低限の配慮が必要かもしれません。

上司が「後にして」と言いたくなるのは主に2つの理由です。
・今すぐ聞くべき急ぎの案件なのか判断できない
・忙しいのに、その報連相にどれほどの時間がかかるかわからない

「後にして」をなくす方法

これは、3つのポイントを意識して報連相すれば解決することができます。
3つのポイントとは
・所要時間
・テーマ
・報告 or 連絡 or 相談
です。

例)
3分いただけますか?明日の打合せ資料についての進捗をご連絡させてください」
・所要時間:3分
・テーマ:明日の打合せ資料の進捗
・報/連/相:連絡

「本日午前中のどこかで10分、品質改善プロジェクトの方向性についてご相談させていただけますか?」
・所要時間:10分
・テーマ:品質改善プロジェクトの方向性
・報/連/相:相談

報連相の中でも最も時間がかかるのは「相談」です。
この時間のかかる相談でもなるべく10分以内に収めましょう。


10分以内に収めるためにはそれなりの工夫が必要です。
具体的には、上司が「YES or NO」もしくは「三者択一」で返答できるような準備をしておくとよいでしょう。

このように、「○分ください」と所要時間も伝えているのに、それでも「後にして」と言われてしまう場合は、「では、いつだとご都合よろしいでしょうか?」とその場で予定を取りつけましょう。


最近は、スケジュラーなどの予定管理ツールを使っている企業も多いため、上司に一言断ってからスケジュラーの予定を確保するなどの方法をとることもできます。

当然のことですが、事前に伝えた所要時間はなるべく守れるよう心がけてくださいね。

完全に守ることができなくても、守ろうとする姿勢を見せることが大切です。その点を怠ると、上司から「コイツの『3分』は3分じゃ終わらない」というイメージを与えてしまい、所要時間を伝えているにもかかわらず、「後にして」と言われるようになってしまいます。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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