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声量を落とさない口の開け方

今日は、
シンガーソングライターがである僕が
実践している発声方法の 第4段
「口の開け方」について
お話したいと思います。

この内容をYoutubeでも解説しています。
https://youtu.be/2fOMSAidY3g


まずは、
声の出るメカニズムを復習です。

吐いた息が、
声帯を振動させて、
体に響いて
口で作った形で出るのが声です。


例えば息が5はけていたとして、
声帯が4振動しているとすると、
その方の声量のパフォーマンスは
4になります。

そこからさらに響きが4使えていたとしても、
出口で口の開け方が2だったら、

その方の声量のパフォーマンスは
2になります。


なのでせっかくここまで
しっかり声を作ってきても、
出口がうまくいかないと
台無しになってしまいますので、

今日はその部分のお話を
したいと思います。


さて、皆さんは歌うときに
どんな口の開け方を
していますのでしょうか。


昔、「口を大きく開けて歌いましょう」
とよく言われました。

そうすると張り切って、「あいうえお」
と口を大きく動かしていましたが、
歌うときは、これは間違いです。


このように歌うと、
「あ」の時は口が大きくあいていますが、

「い」「う」「お」では空間が狭くなって、
出るべき息を止めてしまいます。

そうすると母音によって、
声量に差が大きくでてしまいます。


また口を大きく動かすと
顎の力を使うので、
声質も硬くなりますし、
滑舌が悪くなります。

滑舌は「舌を滑らかする」と書きます。
滑舌を良くしようとして、
口を大きく動かすのはむしろ逆効果です。


ではどうするか、

正しい開け方としては、
口の横幅があまり変わりない事、
口を開ける空間があまり変わらない事、
に注意します。

やってみます。

こちらをご覧ください^ ^
https://youtu.be/2fOMSAidY3g


こうすることによって、
声質や声量がどの母音でも一定になりますし、

顎に余計な力を入れず
リラックスした状態で、
息や声帯や舌の動きを
コントロールしやすくなります。

歌手の方は、わかりやすく
そうしている方もいれば、

あまり意識してるように
見えない方もいます。

それでも
口の中の空間を巧みに使って、

各母音ごとの声量が変わらない様に
みんな工夫をされています。


ジャンルによって多少差はあっても、
基本的な考え方は一緒です。


今日たまたま観ていたMVで、
清水翔太さんと小田和正さんが
コラボレーションで歌っていましたが、

やはり二人ともあまり口を大きく
動かしていません。
https://youtu.be/plVuwH6oa2k

どちらかと言うと常に一定です。


「あ」でもそんなにあけないし、
「い」や「う」も一定の空間が
開いているのがわかります。


練習方法としては、
ペットボトルの蓋を加えたまま
一曲歌ってみる

もしくは縦に指を2本入れたまま
歌ってみるとかも有効です。

ぜひ試してみてください。


と言うわけで今日は。
声量を落とさない口の開け方
についてお話をしました。

本日もお付き合いいただき
ありがとうございました!

2020年7月16日
小田ルイ

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