見出し画像

バルブオイル交換

T2のバルブオイル。
質に疑問があったわけではなく、容器の質に嫌気がさしまして、老舗のヘットマンに鞍替えしました。

という記事を1ヶ月程前に記事にしましたが、まだその時はT2の残りがあったのでオイル漏れを心配しつつ使っていたわけですが、それも使い切りましたので実際にオイルを交換することになりました。

ヘットマン、使ったことがないだけでなく、大学を卒業した頃から今までずっとT2だったので、未知の世界。

と、その前にピストン周りに残っているであろうT2オイルを除去したほうが良いと思ったので、洗浄を…という時間が残念ながら確保できなかったのでせめても、と丁寧にキムワイプでピストンや管をフキフキしました。油に対してこの行為が意味があるのかわかりませんが。
ついでにグリスやスライドオイルなども塗り直し、いよいよバルブオイルをさしてみました。

うん。悪くない…気がする。前よりも滑らかにうごく気が。

いやでもなんかちょっとピストンが引っかかる気がする。僕のB管、購入した時から2番ピストンが引っかかりやすく、ドルチェ楽器さんで削りという名の調整をしてもらったことを思い出すかのような不安が。やっぱり洗浄したほうがよかったのか、それともオイルそのものが原因なのか。最初だから馴染んでないのか。

でも実際にひっかかるわけではないので、しばらく様子を見てみることにします。

ちなみにですが、バルブオイルはピストンのオイルを塗る部分(グレーの部分)と、バルブケーシング(ピストンを納めている円柱の部分、左手で握っている部分)の隙間にオイルが満たされることでピストンバルブがスムーズに動く、という仕組みです。
なので、その小さな隙間にオイルが存在していれば十分なので、毎回のオイルさしの時にドバドバ中華料理みたいにヒタヒタにする意味はまったくありません。

出典:https://magazine.hitosara.com/article/1634/

また、ピストンの動きが鈍くなってからオイルをさすのはもう遅いので(削れているかも)、必ず毎日(毎回)演奏前にオイルをさすようにしましょう。


荻原明(おぎわらあきら)

荻原明(おぎわらあきら)です。記事をご覧いただきありがとうございます。 いただいたサポートは、音楽活動の資金に充てさせていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。