【怖い話?】梅雨になると思い出すこと。
あれは小学校4年生くらいの頃。シングルマザーで忙しかったお母さんは仕事で家におらず、僕は田舎の方にあるおじいちゃん家に預けられていた。時刻は夜の8時くらいで、テレビで特番の逃走中が放送していた。夢中になっていた僕の邪魔をしないように、おじいちゃんは「ご飯買ってくるからな」と出かけて行った。
ちょうど梅雨の時期だったこともあって、外は大雨で、ゴロゴロと雷も鳴っていたので、そんな遠くには出かけないだろうと思って、僕も「行ってらっしゃい」と一言だけ呟いて再び逃走中に視線を戻した。