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第7週 もう一度「回復力」に火をつける

ハリウッド映画やテレビ番組のライター・ディレクターとして活躍したジュリア・キャメロンが約30年前に書いた『ずっとやりたかったことを、やりなさい)』の最新作『いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。』を読んで、12週間のワークに挑戦しています。

第7週 もう一度「回復力」に火をつけるの導入部分では、「高次のパワーについての信念を掘り下げ、精神的な調和を図る簡単な道を探ります」とありましたが、この章に関しては私自身ピンと来るものがありませんでした。

人生をたどる12週間の旅の内、ちょうど6週目を終えて折り返し地点を過ぎました。60歳の人であれば、31歳から35歳を振り返る週で、結婚し、子供を授かる年頃かもしれないとあります。

しかし、この時期に「神」とか「慈悲深い何か」とか、そういうものとのつながりを意識する意味が良くわかりませんでした。

これまでの章では、メモワールによって過去を振り返り、現在の自分のためになる洞察を持ち帰るプロセスとなっていましたが、突如として「神の存在」や「宇宙との交信」等について語られ、一気にスピリチュアルな世界が出現していました。

もちろん、著者のジュリアも宗教的な意味の「神」であるとは言及しておらず、「善の力」「慈悲深い何か」「普遍的な存在」なとであるとしています。

何となく言わんとしていることは想像できるものの、なぜ人生の折り返し地点でスピリチュアルな世界なのかが腑に落ちないというか、結婚して家庭を持ち、日々の生活に追われている時期に、「神の存在」や「宇宙との交信」について考えが及んだりするのだろうか?という素朴な疑問です。

ただ、章の中では、スピリチュアルな内容だけが語られているわけではなく、「運動をすると、体、心、精神の回復力が増す。」「自然とつながりを強化することが、高次のパワーとの意識的な接触を増やす近道になる。」とも言っていますので、日々の生活に追われて、心身の疲れを癒す時間を失っていると、自分を導いてくれる高次のパワーに接触することが出来ないというようなことが言いたいのかなとも思いました。

実際にモーニング・ページを書いてみて気付いたことは、自分自身の行動や考えについて、立ち止まることなく、ただ突き進んでいると、どこからか進む方向を間違えていたとしても、なかなか止まることが出来ず、後戻りもしづらくなってしまうということです。

勢いを止めることは勇気の要ることではありますが、適宜立ち止まって軌道修正することは大事なことだと思います。モーニング・ページは、一日の始まりにおいて、自由に書き記すことが出来るツールです。朝一番に書くことによって、気づいたことをその日から実行することが出来ます。

モーニング・ページを書くことで「慈悲深い何か」に触れたり、「宇宙との交信」が出来たという実感は全くありませんでしたが、自分自身を振り返り、ずっとやりたかったことをやるためのツールであることは実感出来ています。