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ずっと、優しく抱きしめ(られ)たかった。

©️My love


お月さまが地球をまた一周したらしい。PMSがやってきた。PMSは毎月くるけど、月ごとに心の中で浄化するテーマがぜんぜん違うの。

今回のテーマは「女性性」と「男性性」の統合みたい。「うわあ!そんなことできるかなあ🥹」っていうぴえんな気持ちと、「ああ、やっとここまで辿り着けたんだ。」っていう感慨深い気持ちが混ざりあってた。不思議な感じ。

「男性性」と「女性性」ってたまに耳にするけど、ざっくりいってしまえば「男性性」は、 'Doing'、外に向かう、目的を達成する、社会的に評価されるものを獲得する、効率、知識、領土を拡大するみたいな特徴があります。一方で「女性性」は、'Being'、内に向かう、育む、慈しむ、いたわる、安定、親密さなどを意味します 。 生物学的な性別に関わらず、すべての人の心の中には女性性と男性性が両方あります。そして、その比率は人によっても違うし、年月を経てだんだん比率が変わることもあるみたい。『あなたのうちの男と女』の著者 サガプリヤ・デロングさんは、男性性と女性性をイメージで可視化することで両者を癒すことができるといいます。(この本とってもおすすめです♡)

PMSはその1ヶ月間に「どれだけ女性性を大切にできたか?」の成績表みたいなもんだよね、っていう話を仲良い女友達とよくするの。女性性をないがしろにして過ごしたら、そのぶんPMSがひどくなるんだ。わたしの場合、男性性の権化みたいなアカデミアにいたときは、仕事に支障が出ちゃうぐらい毎月つらくて、かかりつけの女医がくれるピルが命綱だった (あれはもはやPMDDだったんだろうなっていま振り返っておもう)。そんなわたしは母を亡くして、自然の豊かなふるさとに帰ってくることになる。

美しい自然の中で最初にみつけたのは、心の中でボロボロになった瀕死の女性性だった。荒涼とした景色の中で死にかけてる彼女を横目に、わたしの中の男性性は「サバイブするためには進まなきゃいけないんだ!弱音なんてはいてる暇ない!」って躁状態で怒鳴ってたの。「うーわ。どっちも重症じゃん。」みたいなひどい有様。次の契約を求めてイギリスでかなり優秀な大学の講師の最終面接まで残ったけど結局落ちた結果を知らされたとき、なぜかとっても安堵を覚えたわたしは、「優秀」な男性性を選ぶより、「優しい」女性性を生きることにした。誰に評価されなくても、母のくれたこの命だけ輝いてればいいと思った。そして、女性性の心の赴くままに、自然農でお米や野菜を育てて、旬の食材で料理を楽しんで、フリースクールで引きこもってた子どもたちと勉強してるうちに、ピルがなくてもだいじょぶなぐらいPMSは穏やかになってきた。

瀕死だった彼女は、とっても健康でご機嫌な女性になった。夏休みは子ども食堂の子どもたちと自然の中で遊んだり。彼女に悩みを打ち明ける生徒に「あなたはあなたのままでいいんだよ」って伝えたら、緊張の糸がふっと切れて涙が流れる美しい瞬間をみて微笑んだり。一方で躁状態でイライラしてた男性性は、たまに世界を旅したり、スピリチュアルな分野で気の赴くままに知的好奇心を満たしてけっこうご満悦の様子。そして、あんなに蔑んでた女性性ともちゃんと和解して、今では彼女の美しさにたまにうっとりしてる (のをわたしは密かに知ってる)。もう、2人は闘いの剣を降ろしたんだとおもう。いまは調和のとれた甘美な時間を楽しんでる。

hand in hand 
he took her 
to the edge of sunrise
where the pale light
and steaming streets
left nothing in her heart but hope 

Atticus

不思議なことに、自分の中の男性性と女性性のバランスが取れたとき、それを象徴するような人にたくさん出会いはじめるの。愛に溢れる女性とたくさん繋がりはじめて、そういう女性をちゃんとリスペクトする男性と知り合いはじめる。美しい輪がすごい速さで広がってくのを、ただただうっとりしながら2人で眺めてる。

傷ついた女性性が #me too で男性への怒りを爆発させてもいいよ。 抑圧された男性性がジャニーズのことをきっかけにどんどん声を上げてもいいよ。女性は男性を、男性は女性を敵にして「自分はもっと傷ついてきたんだ」って声高に叫ぶことで、カタルシスを得て本当の力を取り戻せるなら、それもいいよ。どうぞお好きに。

でも、もう誰かを敵にするのに疲れたら、もっと心の柔らかいところで自分自身の女性性/男性性と手を繋ぎあったらいいと思う。もっと肩の力を抜いて、もこもこのパジャマでも着て、ココアでも淹れて、温かい部屋の空気に包まれながら、ちょっと静かに心の中でお話したらいいんだよ。ポリコレだとか、ジェンダー論とか、よそ向きの正義とか、そんなのは腕時計とピアスと一緒にサイドテーブルに置いてて。「本当の自分」だけでいいから。本当は傷ついてたのに頑張ってきたなら、もう頑張らなくてもいいよ。男性性は「泣いちゃいけない」とか、「パワフルで力強くなきゃいけない」とか「稼がなきゃ意味ない」とか。もう疲れたなら捨ててもいいよ。女性性は「男社会で自分は損だ」とか「子ども産まなきゃ意味がない」とか「可愛い/美しくなきゃだめでしょ」とか。もしそれが苦しいなら、もう解放されてもいいんだよ。ありのままの男性性で、女性性で、もう充分愛おしくて美しくないですか?いつか2人がそれに気づいて、優しく抱き合えたとき、本当の意味で世界に調和が訪れるんだと思う。今回のPMSはこんな気づきをくれました。月に1 度の素敵なレクチャー、どうもありがと。(PMSはぴえんだけどね!)
♾️
Love


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