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【まとめ】おじさん世代向けHipHop入門講座「一緒に勉強しませんか?」

「ヒップホップでセミナー?勉強会?はぁ?頭おかしいんじゃないの?」
と多くの人に笑われました


今 多くの企業・組織・団体での決定権限者の60代・50代・40代

1970年代後半~2000年代前半は正に青春真っ只中の時代
ヒップホップの誕生~飛躍時代はドンピシャなんです

ヒップホップを題材にしたワークショップを開催したところ
盛り上がり半端ない『ブロック・パーティー』状態でした

 ダイバーシティ&インクルージョンそしてLGBT
 「差別」「偏見」といった潜在意識
 組織論関連・マーケティング関連・メディア論関連
 イノベーション発想

VUCA時代に必要とされている要素が凝縮されているんです

Jazz & HipHop in Business Program


【まとめ記事】も兼ねてワークショップのエッセンスをご紹介します


DJクール・ハークは『ブロック・パーティー』で気が付いた

「あれ?曲中のブレイクで盛り上がっている。そこで皆踊りだすんだ」

「それだったら、ブレイク部分だけを長く流せたらいいよね」

同じレコードを2台のレコード・プレーヤーに乗せてブレイク部分だけを繋ぎあわせて交互に流せばいけるんじゃないの?

という発想から「ブレーク・ビーツ」(彼は「メリーゴーランド」と言っていた)を創造した

① 消費者ニーズの把握
② 従来の機器などをメーカーが考えている使用方法以外の使い方を考えた
③ 音楽の楽しみ方を変えた

正に『イノベーション』 この発想がVUCA時代の今は必要です

分かりやすいように
クール・ハークとスクラッチの発明者であるグランド・ウィザード・セオドア(グランドマスター・フラッシュの親戚)の次の動画をご覧ください

ヒップホップは教えてくれた

「ダイバーシティ」というものは双方の理解が不可欠
知識は知恵となって初めて役に立つ
「知識を持っている」だけでは現場で使い物にならない
『摩擦』を「平和」で「前向き」な「創造的な摩擦」に昇華させていかなければならない

今まで誰も挑戦しなかった新しい行動を若者が起こそうとすると
最初は多くの人が冷ややかな目で眺めてバカにします

しかし その若者を追随する人が増えていくと今までマイナーだったことが一気にメジャーとなって一大ムーブメントになり多くの人を巻き込みます 

そこにはバックアップしてくれる大人の存在が不可欠です

大人と言っても私腹を肥やすだけの考え方ではなくて、若者の長所を活かしながら間違っていない方向性に導く


ブロンクス最大のストリート・ギャング集団 “ブラック・スペイズ” のリーダーだったアフリカ・バンバータ

クール・ハークのDJプレイに影響され DJの技術をマスター

ストリート・ギャング集団に声をかけた

「ケンカやめてヒップホップやろうぜ!」

暴力やドラッグなどの無意味さを訴え
正義、平和、自由、愛・・・等
を信念としてヒップホップを盛り上げます

『DJ』『MC (ラップ)』『Writing (グラフィティ・アート)』『Breaking (ブレイク・ダンス)』の4つの要素に

『知識』を加えた「5大要素」

【ダンス・バトル】【ラップ・バトル】はギャング抗争の銃撃戦の代わりに彼が提案します

世界で最もサンプリングされたミュージシャンは ジェームス・ブラウン

『ファンク・ミュージック』が『ブレイクビーツ』の発明に繋がり【ヒップホップ】へ昇華
JBは【ヒップホップの立役者】なのでJBの低迷期に【ヒップホップ】がバックアップした


「その立場に立たないとそこからの景色は見えない」

どんなに優秀な若い社員であっても自分が経験したことがないシニア社員の制度や規則を策定したとしても他人事 

枠や型に当てはめて考える思考法の弊害

シニアが苦言を呈すと老害扱いさせるだけなので
こんな状況で上手くいくはずがない

今の枠や型に当てはめる延長線上で考えるから上手くいかない

例えばシニア社員にシニア社員制度や規則を考案させてみるの一手

「そもそも年齢で区別することが正しいのか?」といった現状や当たり前を疑ってぶっ壊すところからスタートしないと上手くいかないだろう


経験しないと分からないことがある
今の悩みや苦しみは、未来の同じようなことで困っている誰かを助け、力や支えになるために起きている出来事


https://note.com/tsb_project/n/ne5308757b522

ヒップホップは草の根から生まれ様々なジャンルの音楽を受容しながら変化・進化してオーバーグラウンドに浮上

生き残っていくラッパーにはオリジナリティがある差別化戦略でなく独自化戦略に長けていたラッパー

そこには理解ある大人やセンスある他ジャンルのアーティストがバックアップしてくれるものだ


新しい「価値創造」というのは必ずしも「技術革新」が必要なわけではない 人は“共感”して「感激」「感動」「感謝」が伝わると行動変容が起こる 
これがイノベーションの『本質』 


様々なジャンルと融合した【ヒップホップ】が教えてくれた

新しいヒット商品を創造できたのは、古い商品の開発努力を学んだおかげ

それぞれ生まれた時代も育ってきた環境も違っていて、全く違うジャンルであったとしても相手に対するリスペクト精神があるからこそ新しいものが創造できる

『クロスオーバー(Crossover)』
ジャンルの垣根を乗り越えて音楽性を融合させるスタイルを指す音楽用語
1970年代後半 『フュージョン(fusion)』 という音楽ジャンルの呼称へ

異なる分野の物事を組み合わせて新しい物事を作り出すこと


誰だっていつもと違うことをやらなければならない状況に置かれたら、特別な考え方をしなきゃならない。もっと想像力を働かせ、創造的にも革新的にもなって、冒険をしなきゃならない


ヒップホップは教えて

仕事の生産性や創造性を促進する要素は働く人のマインドが重要 
課題に関する豊富な知識と熟達とした技能が必要であると同時に

常識的見識や確立したやり方にとらわれない新鮮な視点が不可欠

<なんでもサンプリング!素晴らしいDeLaSoul>

ヒップホップカルチャーの歴史の中でも大きな意味を持つ
『ギャングスタ・ラップ(Gangsta Rap)』

特徴は?=リリックに込められたストリートのリアル

ポップソングでは取り上げられないストリートでの貧しい暮らしの中で現実として起きていた様々な社会的問題に対しての見解を表現

彼らにとっては日常のことをラップしただけなので「リアリティ・ラップ」と呼んでいました

ヒップホップは『反抗の文化』と呼ばれる

米国には黒人に対する差別や偏見が存在しているのは事実

ストリートで自然に形成されていった文化は、不都合な真実である「闇」と「影」の存在を弱い立場の人の【自己表現の場】で多くの人に認知してもらうための方法のひとつ


こんな文化を規制するのが?既得権益者の大人たち

こんなワークショップ!




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