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フラれたとたんに、追ってくる彼

なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか
は恋愛のヤバさや自己受容の大切さを認識するために最適な本です。
この本の中で重要だと思った部分を紹介させていただきたいと思います。

女性を苦しめていたダメな彼氏が、ついに限界に達した彼女に「もう別れて……」と切り出されたとたん「やっぱり君のことが好きなんだ。帰ってきてくれ!」と言い出すこと、よくありますよね。さんざん彼女を傷つけてきたのに、今度は彼の方が焦って、追いかけ始めるわけです。

でもそれは、彼が「改心した」のではありません。ドラマの登場人物のように「本当は彼女をいちばん愛していたことに、やっと気がついた」わけでもありません。本人はそう思って自分に酔ってるかもしれませんが。>

彼はただ「心の穴を埋めてくれそうな相手を失うことが、イヤなだけ」なのです。あなたが「彼に恋すること」で心の穴を埋めようとしているのと同じように、あなたをちゃんと愛さない彼も「恋されていることを逆手にとって、あなたを傷つけること」で、自分の心の穴を埋めようとしているんです。それは彼も自己受容してなくて、自分の心の穴を持てあましているからです。

「あなたを愛してくれない彼」に恋しているあなたも、あなたを傷つける彼も、心の穴を埋めるために相手を「使っている」という意味で、同じことをしているのです。自分の心の穴が、どういうふうに相手に反応して「おたがいを苦しめあってるのか」を見ようとしないまま同じことをしているんですから、恋を「する方」と「される方」は、簡単に入れ替わるんです。

もし彼が「自己受容しようとしてる人」だったら、自己受容しようとしてない「あなたの恋」には応じず、あなたはフラれるでしょう。「この人(あなた)は、恋することで自分の心の穴を埋めようとしているな」ということやその恋を受け入れると「いつかかならず、おたがい傷つけあうようになる」ことが、無意識のうちにわかっているからです。

でも、そんな彼にフラれた時、あなたは「くやしい」かもしれませんが「自分の存在のすべてを否定されたような、ひどい傷つき方」は、しないでしょう。自己受容しようとしている人なら「あなたとつきあうことはできなくても、あなたの存在は肯定しよう」とするからです。

心の穴を埋めるための恋愛をひていると、「好き」と「大嫌い」は入れ替わる。「恋してる」と「恋されている」も入れ替わる。

なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか

どのような目的で恋愛をするのか
深く考えなければいけないと思います。
そして、心の穴を埋めるための恋愛
と認識しなければいけないと思います。

本文中に「くやしい」という言葉が出てきましたが、
「くやしい」という感情が湧いてきたら
それを真に受けてはいけません。
自己受容できませんと言っていることと同じだからです。
「くやしい」という感情が湧いてきたら
消えるのを待って自己受容するしかありません。

好きな人や気になっている人に対して
そっけない態度を取ってしまう人や
冷たい態度を取ってしまう人は
心の穴を埋めたいと思っているために
そのような行動を取ってしまうのでしょう。

自己受容できない人は何をやっても
長期的に上手くいかないので
自己受容できるようになるしかありません。

自己受容できるようになって、
ようやく他者受容することもできるようになります。
自己受容と他者受容、どちらも重要です。

自己受容に関しては”「これでいい」と思える生き方”と
”なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか”
の2冊だけで事足ります。

より生きやすい道を選択したい方は
自己受容・他者受容・足るを知る
この3つを重視してください。

自己受容・他者受容を深く掘り下げると
老子の『足るを知る』という言葉に辿り着きます。
深く掘り下げて理解を深めたい方は
是非、老子・荘子に関する本を読んでみてください。

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