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インターンのぼくがcotreeのslackから学んだ大切なこと3つ

株式会社cotreeでインターンを始めてから、もう半年になります。(早いなあ)

それまでぼくは、教育系NPOやまちづくりをやっている企業に関わる機会が多かったです。

一方cotreeは、カウンセリング・コーチングなどを扱っているものの、社員が日々やっていることは、普通にしっかりIT企業ですので、文化・コミュニケーション・組織などなど、ぼくにとって新鮮なことがたくさんありました。

そしてそのおかげで、たくさんの学びを得ることができています。

特にぼくにとって新鮮で学びが多かったのは、ビジネスコミュニケーションアプリslackの使い方です。

cotreeでのslackの使い方は、単なるビジネスコミュニケーションに止まらず、「人と共に生きていく」上で大事なことが詰まっています。

今回はslackの使い方と、ぼくがそこから得た学びを3つ紹介していきます。

1-1.分報をたくさんつぶやく

「分報」とは「日報の分バージョン」のイメージです。自分の作業内容をslack上で細かく報告していくという進捗共有方法です。cotreeのメンバーは、それぞれ自分のチャンネルを持っていて、そこに分報を呟いています。

進捗共有方法というと硬い感じがしますが、cotreeのメンバーは社内Twitterみたいな感じで使っている人が多いです。(もちろん人によるけどね)

こんな感じです。もっとしょうもないことも呟いています。

1-2.頼り合える・ケアし合える環境

上記の記事に業務効率化の観点から分報のメリットが書かれているので、少し違った観点から。

この分報は、cotreeの中に「頼り合える・ケアし合える」環境を作っています。

分報では進捗報告だけでなく、上記のような辛い気持ちも呟いています。

必ず誰かが反応してくれる訳ではないけれど、反応してくれるときもある。

ポジティブなこともネガティブなことも、自由に表現できる場があることで、他人の目を気にすることなく呟くことができます。そしてそれは、いつも誰かが見てくれているし、拾ってくれるときもあります。

そんな風にして、ゆるやかに、でも確実に、頼り合える・ケアし合える環境を作っています。

2-1.毎日今日の状態について報告しあう

cotreeでは毎朝出社したら、こんな感じでその日の気分と体調を共有する文化があります。

気分:ざわざわ、とか、体調:眠い、とか。

表現の解像度とか言いにくさとか気にせず、その日の状況をそれぞれの言葉で共有しています。

これの元のアイデアは、NPO法人soarの副理事をやってらっしゃる、鈴木悠平さんのこちらのツイートです。(多分)

2-2.セルフモニタリングできる

①の観点とも重なりますが、みんな調子が良い日と悪い日があるのが当たり前という前提で、その日の状況を共有することで、安心して働けるしサポートし合うことができます。

また、それだけでなく、この共有にはセルフモニタリングとしての効果もあると思っています。

ぼくはこれのおかげで、出社するときは毎朝、自分に「今日の体調と気分はどう?」と問いかけることができます。

それによって、

「あ、今日体調あんまり良くないかもしれない」
「最近ざわざわした気分だったけど、今日はなんかスッキリしてる」
「今日元気だな…がんばれそう!がんばるぞ!」

みたいな形で、改めて自分の状態をしっかり見つめ、それに気づくことができます。

アウトプットする機会があることで、自分の状況に目を向け、それをモニタリングすることができているのです。

3-1.botがたくさん登録されている

cotreeのslackには、自動で返信してくれるbotがたくさん登録されています。

真面目なやつでは、「コトリーさん」と打つと、cotreeのvalueが出てきます。それにしても何回読んでもいいvalue。

くだらないものもあって、例えば社員の名前には、それぞれに対応した名言(迷言?)的なものが出てきます。

社長の名前を打つと、"spark joy!"と出てきます。なんでspark joy!なのかは忘れてしまいました。言ってるのあんまり見たことないな…

3-2.内輪ネタがある

特にくだらない方のbotは、仕事をする上では特に何の役にも立ちません。何なら真面目な話をしているときも"spark joy!"と出てくるので、ちょっと鬱陶しいときすらもあります。笑

でも、ふとした時にbotを見ることで昔のことを思い出して、ちょっと「フフッ」となったりニヤリとしたりすることがたくさんあります。

こういうネタって、知らない人にとっては何が面白いかわからない、いわゆる「内輪ネタ」だと思っています。

内輪ネタの最大の効用は、「内輪ネタで笑える」ことによって、自分がそのコミュニティの一員であり、内輪であることを思い出せることです。

例えば、クラスの友達と担任の先生のモノマネで笑ったりするのって、めちゃくちゃ楽しいし、なんかちょっと安心感ありますよね。

cotreeのslackに登録されているbotは、ふとした瞬間に内輪ネタで笑うことができ、安心感を作る効果を持っています。

ちなみに同じような理由(?)で、カスタム絵文字もたくさんあります。

※内輪ネタは、外の人がいるときに多用されてしまうと、排他性にも繋がりかねないので、ちょっと注意が必要ですね。

大切なのは使い方より価値観

さて、ここまでcotreesでのslackの使い方を紹介してきましたが、どの会社でもこれをやったほうがいい!全員真似しろ!とは全く思っていません。

なぜなら、あくまでここで紹介したslackの使い方は、「手段」だからです。ここでの「目的」は、上でも出てきたcotreeのvalue(価値観)を体現していくことです。

会社・チームにはそれぞれ、大切にしたい価値観がきっとあると思うのでslackを使った社内のコミュニケーションも、その価値観に最適化させていくことが大切ですね。

cotree advent note 46日目

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