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14ヶ月続けた講座をやめてみた

「◯◯について勉強したいな〜」って思ったとき、お金を払って講座を受講したり、コミュニティに属するのは時間をお金で買うためじゃなかろうか。

時間もお金も無限にあるならいい。学びたいことの真髄まで「自分で発見してやるぜ」って気概がある人なら、すべて1から自分で調べるのもアリかもしれない。
私は悲しいかな、そこまでのお金も時間も持っていない(特にお金(泣))。

だからなるだけ効率よく学びたいと考えてしまう。

ただ、お金を払うことで陥りがちなのが「お金を払った時点でもうなにかを学んだ気になること」。最近、この問題について思い当たるフシがありすぎて、改めて振り返ってみることにした。

おととし、ある講座に私にしては少なくない金額を払って申し込みをした。
講座が終わった後も、受講したことを消化するため、月ごとにお金を払ってさらにそのコミュニティに参加していた。

毎月、幅広いジャンルの講座がディープに開催される。
まったく知らない分野の知識も知ることができて、はじめのうちはすべてが目から鱗だった。
興味のある講座にはなるだけリアルタイムで参加した。

それが、半年、1年と続くうち、いつの間にか足が遠のいてしまった。あまりの情報量に私の頭が先に飽和状態になっていたからだった。自分の情報処理能力に問題があることは前々からわかっていたけれど、最近はただ在籍しているだけの状態。

それに加え、自分のやりたいことが変わってきたのもあって、思い切ってコミュニティを退会することにした。

退会の手続きの途中で、これまでの参加期間を初めて知った。

「14ヶ月」

いつの間にそんなに経ってたんだろう。

私はいつから、在籍していることに安心してついて行けなくなったんだろう。

14ヶ月も続けて、私はその金額に見合う行動ができただろうか。

14ヶ月の過ごし方については、反省しかない。
講座の内容な間違いなく、素晴らしかった。ただ私がうまく使いこなせなかっただけ。

後ろ髪引かれる思いも確かにあったけれど、ここで一旦やめることにしたのは間違いじゃないと思いたい。

お金を払って「在籍している」って事実に安心している状態は嫌だから。使っていない荷物を保管するのに家賃を払い続けている状態みたいな。もちろん、私は荷物の方。

それなら、思い切って手放して身軽になってみる。
ぽかっとあいたスペースに新しいものを吸収しよう。離れた場所が自分にとって必要な場所であれば、またご縁が巡ってくることもあるだろう。

ひとまず、14ヶ月間、お世話になりました。

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