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図書館の本に挟まってるちょっとしたプレゼント

図書館の本を読んでいると、たまに本の間に以前借りた人の貸し出しリストが挟まっていることがある。

いつも通ってる図書館では、レシートより少し大きいくらいのペラペラの紙で、借りた本のタイトルと返却期限が印刷されていて、係の人が本に挟んでくれる。

借りた本にそのままになってることがけっこうあって、私はこれが結構好きだ。見つけるとワクワクする。

この本を手に取った人はどんな人だったのかな、って想像が膨らむ。

同じジャンルの本を3、4冊一緒に借りる人。

数冊ずつ、まったく関係ないジャンルの本を大量に借りる人。

タイトルをみただけで、その人がどんな悩みを抱えているのか丸わかりなってる人。

たった1枚の紙切れから、見えない相手を想像してしまう。

今日も『落語家はなぜ噺を忘れないのか』を読んでいたら日焼けした貸出リストがぺらっと落ちてきた。
立川談志の自伝や、落語の成り立ちや歴史の本のタイトルが並んでいた。

どんな人が手に取ったのかな。
なにを知りたかったんだろう。

知る術はないけれど、謎解きみたいで心が躍る。

私のリストを見た人はきっと「あ〜〇〇にハマってたのね、ふふふ…」となるに違いない。

ちょっと恥ずかしいな。

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