大学の存在意義とは

最近、教育系の話をよく聞くような気がするので、思ったこと、考えたことを書き連ねます。

自分は地方の公立大学で端的に言ってしまえば公務員養成学校です。
大学に勉強しにきたという人をごくわずかで、一人暮らしをしてみたかった、みんなが行くから行くみたいな理由がほとんどです。
(あくまで僕統計です)

それが良いか悪いかは僕にとってはどうでもよいし、そもそもわかんないです。

ただ一つ疑問に思うのは例えば大学に遊びにきたという人は、別に大学に行かなくて、学費とかを全て遊びに使えば、時間もお金も相当余裕ができるのになと思います。

おそらく大学は人生の「保険」という意味でとかく有用なのだと思います。

ですが大学の本来の意義は勉強するところであると僕は認識しています。
学問の探究を行い、世界の解像度をより高める。別にそれが社会に貢献しようとしまいがそれは学問活動を行う人にとってはどうでもいいような気がします。

最近の大学はなにかと「学際的」と題して、幅広い領域をカバーしようとしているような気がします。
かくいう僕の通う大学もそのような印象です。
僕の通う大学はいわば公務員養成学校なので、公共政策学や経済学、財政学などの公務員に必要であろうな学問が並んでいます。

もちろん「学際的」ということを批判するつもりは毛頭ありません
ロケット工学やデータサイエンスなど学際的な理解をなしには語れないことは多く存在しますし、

しかし、だからといって大学が公務員講座のようなものをするのは違うような気がします。

それらは資格試験対策講座を提供するような企業がやるべきであって、それを大学がやるのは違うと思います。

大学は人生の「保険」という意味に於いては有用ですが、それであれば保険を提供する資格試験などはいくらでもあるはずです。

僕は大学の価値は結果論的に決まると思っています。

大学を卒業した人が社会に出て、結果的に社会に役立った。
大学で生み出された訳の分からない技術が、ビジネスに応用され、結果的に社会の役に立ったのように。

だから医者になりたいや、公務員になりたいなどの事前の目的で大学に入るのはなんか違和感を覚えます。

大学に入る理由なんて、学問をおさめてみたい、大学の勉強ってどんな感じなんだろうとかそんぐらいで十分だと思います。
(それにしては初期投資が多いですが)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?