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里親登録への道〜心温まる体験!施設実習2で感動の瞬間〜

2021年8月、
実習は連日で行われました。
2日目のスタート時間は9時からです。

男の可愛さに惹かれる午前中の出来事

直接お部屋へインターホンを押すと子供が出迎えてくれました。
待っててくれたのね!
と嬉しくなりました。

小学4年生の女の子が道徳の本を音読していました。
隣で聞きながら、読めない漢字を教えて見守りました。

スッタフがぬいぐるみを洗うから子供たちにぬいぐるみを持って来させていてその様子を見ていると

大きいものから小さいものまで
たくさん出てきました。
こんなにあるもんなんですね。

(わたしの子供の頃はぬいぐるみを買ってもらうには苦労したなと思い出しました)

スライムの投げっこをみんなで始まりましたが
しばらくすると
小学1年の女の子が飽きたのか
パソコンでYouTubeを見始め
他の2人とスライムで粘土遊びの様にこねて遊んでいました。

そんな中、別のグループの部屋からいらなくなったベッドのマットレスをもらうということで、小学2年の男の子の部屋に運ばれ、部屋へ行きベッドの上で寝心地を確認している様でした

最後に残った小学4年の女の子とスライムでお店屋さんごっこをすることになったのですが、
わたしは遊びながら男の子の様子をチラチラ見ていたら、男の子に手招きされたのでそばに行くと、持っているものの話、好きなものの話をしてくれました。
この時、男の子も可愛いなあと感じました。

ふざけっこが始まり、男の子のは弾みでベッドのヘリに頭をぶつけてしまって、顔を埋め、声も出さずにじっとしています。
痛みを我慢しているんだなと感じました。
「痛かったね、大丈夫?」と声をかけるがじっとしています。
わたしが、頭に手を当てると手を振り払います。
体を撫でようと触れるとその手も振り払います。
あっち行ってというように手で示すのです。

わたしはじっとその場に見守っていました。
どうしたものかと迷ったのですが
なんとなくここで見守っているべきと感じました。

しばらくして「お顔見せて」と何度か繰り返し声が消して
ようやく起き上がってくれました。

なんと、そこからべったりとなるのです。
(わたしがここで見守っていたことは良かったのかな?とホッとしました)

施設の子の当たり前と私たちの当たり前に気づた昼食 

みんな自分のご飯をよそります。
わたしが夫の分と2つよそると
「なんで2人分よそるの?」
と子供たちから聞かれて
夫の分と答えると
「なんで自分でやらないの?」
と夫に聞いていました。
わたしは、この時ハッとしました。
自分の分は自分でやるというルールなのでしょう。
こういうことにも疑問を持つのですね。

子供の甘えられて嬉しさと寂しさの複雑な思い

男の子はわたしにべったりです。
来てと自分の部屋の床に座り、ゲームを始めます。
見ててというのでただ見守るだけですが
側にいるだけで安心するのですかね。

この子はネグレクトで施設に来たと聞いていました。
ネグレクトがその子にどう影響するのか?ということがほんの少しだけわかった気がしました。
少しずつ打ち解けてきているからなんでしょうね。
プールで遊べる時間が来ました。
女の子2人は水着に着替えてはしゃいでいます。

小学1年の女の子が、わたしに一緒に行こうと言います。

小学2年の男の子はプールに行かないからここにいてと言います。

女の子は何度もわたしに「来て」と続けるし、
わたしもどんな風にプールで遊ぶのか気になっていたので
男の子に
「プールを見たいから、少し見てきていい?」
と聞きました。
男の子は
「いいよ。でも見たらすぐ戻ってきて、遊んじゃダメだよ」
と言ってくれました。

プールは駐車場の端に置いてありました。
コストコで売っている様な大きな四角いプールです。

(これは十分楽しめるね)

浮き輪も1人ひとつ持っています。
少しなら泳げそうです。

しばらく2人を見て、男の子と約束したので部屋に戻りました。

男の子は
「遅かったね」と言い
「僕もプールに行く」と準備をしていました。

(わたしを独占したいという気持ちがあっただけなのねと可愛く思いました)

子供たちのルールで、私たちもプールの外から一緒に遊びました。
思った以上に濡れたけど楽しかったです。
寒いと言って男の子は先にプールから上がって、わたしに一緒に来てと言い、日向でしゃがんでみんなを待ちました。

部屋に戻り おやつタイムです。
私たちはお茶を頂きました。

刻々と終わり時間に近づき
子供たちもあと何時間だねと言います。

「もう来ないの?」
「来週も来るんでしょ?」
と何度も聞いてきます。

寂しいですね。
やっと仲良く慣れてきたのに。

友達の家の様に簡単に訪問するわけには行かないのです。

里親になり、短期の委託だったら、子供との別れはこんな感じなんだろうね。イヤ、もっと辛いよね。

でも、私たちより子供たちの方が辛いし、気持ちのやり場がないと思うなと感じました。

最後に

終わりの1時間前に振り返りを里親担当職員と行いました。

感想、質問などして、あっという間に終わりです。

乳児の扱いを体験したいと話したら、乳児専門のファミリーホームがあると紹介してもらいました。

コロナなので対応可能かわからないが少し落ち着いたら問い合わせてみよう思いましたが、未だに問い合わせていません。


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