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【コラム・手紙を書く】14)宛名の書き方

高校を卒業してすぐ、仕事をしていた時のお話です。
総務部に配属になったわたしは、日々電話をとったり受付をしたり、たまにお仕事の手紙であて名書きしたり。

同じ頃に入った同僚は、2つくらい年齢が上だったかと記憶してます。
ある時、上司から頼まれて封筒のあて名書きをしていました。
40年ほど前の話なので、連絡手段は電話かFAXか手紙でした。

さて。
宛名書きを頼まれた同僚は、一通書いて上司に見せたところ、書き方が違うということで書き直しになりました。
書き直しても、また違うと。
2回目の書き直しも違うと。
最後は、先方の肩書と名前が一行になっていなかったから書き直し、といわれていました。

なんだかなあ。
仕事での手紙だから、慣例に従って書くものです。
ならば、ルールとマナーは心得ておくもので、知らないなら正解をはじめに聞いてから書けばいいのです。


『気持がきちんと伝わる!手紙の文例・マナー新事典』(朝日新聞出版)
(2023年1月発行)(最新版なので日頃から参考にしています)

上記書籍による宛名の書き方は
1行目 所在地
2行目 建物名称部屋番号
3行目 会社名部署
4行目 肩書名前「様」
です。

あの時、同僚にこの書籍をみせてあげたかった!
何枚の封筒を無駄にしたことでしょう。


 

同じ内容を語っています。
あわせてお聴きくださいませ。
「中野谷つばめ5分間文学ラジオ」
第184回 宛名の書き方


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