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~読書感想文は苦手だけれど #11~ 「ぼくらのご飯は明日で待ってる」 瀬尾まいこ

少し、寒さが優しい石巻から、TAKです おはようございます。

大阪帰省中は、図書館のカードを作り本を借りていました。

今日の1冊は、瀬尾まいこさんの、「ぼくらのご飯は明日で待ってる」です。

兄を亡くしてから、塞ぎ込むように黄昏る葉山くん。
その葉山くんに、恋心を寄せる上村さん。

自分探しの旅に出たはずがツアーで、賑やかな旅をする葉山くん。

その間にひっそりと、一人旅をする上村さん。

不器用なのか、器用なのかわからない2人。

独特のコミュニケーションで、お互いの心を刺激し合う2人。

印象に残った言葉。

ツアー中におばちゃんたちと、葉山くんが打ち明け放題やっている時に、ひとりのおばちゃんが言いました。

”ここで話すんは道頓堀川に掘り込むんと一緒やしな”

ぼくらのご飯は明日で待ってる 瀬尾まいこ

道頓堀川を知らない葉山くんに、またおばちゃんが言いました。

”兄ちゃん、道頓堀川も知らんの?汚いのに愛されている川や。汚れて川の中何も見えへん。みんなに愛されてる分濁ってるからな。その道頓堀川やったら、どんなこと放りこんでもうまいこと飲みこんでくれるやろ”

ぼくらのご飯は明日で待ってる 瀬尾まいこ

大阪出身の瀬尾さんらしいフレーズだなと思いました。

少し切ないけれど、温かい瀬尾さんっぽい本でした。

そんな感じ。

読んでくださってありがとうございました。
あなたの今日という日が、素敵な1日になりますように。
God Bless You! 

Shalom.
TAK 


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