僕が熱心に応援しているアメリカのプロスポーツチームは3つ、ニュージャージーデビルス、ブルックリンネッツ、そしてロサンゼルスドジャースだ。そんなロサンゼルスドジャースに大谷翔平が移籍することが決定。ということでせっかくなのでこれについて記事を書こう。

はっきり言って大谷翔平が今まで理解できなかった。これは彼と僕の根本的な性格の不一致が関係する。彼は情緒を重んじ、自分のスキルを試すことを望む。一方で自分は論理を重んじ、無謀な勝負を挑まないタイプだ。だからこそエンゼルスのような「恒常的な負け犬」に彼が所属している理由が根本的に理解できなかった。確かにアメリカに移ったばかりの頃、彼は不確実な選手でありエンゼルスのような冴えないチームがある種の博打として手に入れることは合理的だったが、ヤンキースやドジャースにとってはそうではなかった。しかし彼は一躍スーパースターになった。つまりエンゼルスのような弱小チームにいるべきではなくなったのだ。しかし、彼は低い給与、ケガのリスク、ワールドシリーズ制覇を選ぶことを頑なに避けるという論理的に破綻したことを今まではとってきた。だからこそ、僕は彼への関心を失ったのだ。

しかし彼はようやく正しい判断を下した。理由は様々だろう。エンゼルスの売却計画が頓挫したことが理由なのかもしれないし、ドジャースの魅力的な報酬パッケージに惹かれたかもしれない。もっとも彼が賢明な判断をようやくしたのは間違いなく、ドジャースのファンの僕からするとドジャースを選んでくれたことは素直に嬉しいことである。