N Engl J Med. 2022 Aug 18;387(7):599-610. doi: 10.1056/NEJMoa2201662.

Randomized Trial of Metformin, Ivermectin, and Fluvoxamine for Covid-19

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36070710/

メトホルミン：糖尿病の治療薬。
イベルメクチン：寄生虫の薬なのだが、長尾先生や北里大学を中心にコロナに効くと強く主張する人が日本にいる。
フルボキサミン:SSRI,うつ病などの治療薬

概要
背景 重症コロナウイルス症2019（Covid-19）を予防するための早期治療は、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2（SARS-CoV-2）のパンデミックに対する包括的対応の重要な要素である。

方法は以下の通りです。この第 3 相二重盲検無作為化プラセボ対照試験では、2×3 の要因デザインを用いて、感染の確定診断後 3 日以内、症状発現後 7 日未満の非入院成人を対象に、3 つの再利用薬（メトホルミン、イベルメクチン、フルボキサミン）の重症 SARS-CoV-2 感染予防効果を検証しました。対象は30歳から85歳の患者さんで、全員が過体重または肥満の状態にありました。主要複合エンドポイントは、低酸素血症（家庭用酸素濃度計で93％以下の酸素飽和度）、救急部訪問、入院、または死亡であった。すべての解析は、同時に無作為化された対照群を用い、SARS-CoV-2ワクチン接種および他の試験薬の投与について調整した。

結果 合計1431人の患者が無作為化され、このうち1323人が主要解析に含まれた。年齢中央値は46歳で、56％が女性（うち6％が妊娠中）、52％がワクチン接種を受けていた。一次イベントの調整オッズ比は，メトホルミンで 0.84（95% 信頼区間 [CI], 0.66 ～ 1.09; P = 0.19）， イベルメクチンで 1.05（95% CI, 0.76 ～ 1.45; P = 0.78）， フルボキサミンで 0.94（95% CI, 0.66 ～ 1.36; P = 0.75 ）であった．事前に特定した二次解析では，救急部訪問，入院，または死亡の調整オッズ比は，メトホルミンで 0.58（95% CI, 0.35～0.94）， イベルメクチンで 1.39（95% CI, 0.72～2.69）， フルボキサミンで 1.17（95% CI, 0.57～2.40 ）であった．入院または死亡の調整オッズ比は，メトホルミンで 0.47（95％ CI，0.20～1.11）， イベルメクチンで 0.73（95％ CI，0.19～2.77）， フルボキサミンで 1.11（95％ CI，0.33～3.76 ）であった．

結論 評価した3種類の薬剤はいずれも，Covid-19に関連する低酸素血症の発生，救急外来の受診，入院，死亡を予防しなかった。(Parsemus財団他より資金提供；COVID-OUT ClinicalTrials.gov番号，NCT04510194.)。

➡むしろメトホルミンちょっと効きそうじゃんｗｗｗｗ

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Original Investigation

February 20, 2023

Effect of Higher-Dose Ivermectin for 6 Days vs Placebo on Time to Sustained Recovery in Outpatients With COVID-19A Randomized Clinical Trial

Key Points

Question Does ivermectin, with a maximum targeted dose of 600 μg/kg daily for 6 days, compared with placebo, shorten symptom duration among adult (≥30 years) outpatients with symptomatic mild to moderate COVID-19?

Findings In this double-blind, randomized, placebo-controlled platform trial including 1206 US adults with COVID-19 during February 2022 to July 2022, the median time to sustained recovery was 11 days in the ivermectin group and 11 days in the placebo group. In this largely vaccinated (84%) population, the posterior probability that ivermectin reduced symptom duration by more than 1 day was less than 0.1%.

Meaning These findings do not support the use of ivermectin among outpatients with COVID-19.

また効果なし。