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6 第1の犬生 ②

みなさん、こんにちは。
今回は、突発的な咳症状について触れた前回の続きになります。

咳の症状は突然起きるため、その時々に対症療法を行なっていくしかありませんでした。主治医の方に、原因や理由を尋ねても首を傾げるばかり。モヤモヤとする気持ちが募りました。

一方で、普段はとても元気なので、公園など至る所を走り回る愛犬リオンさんの姿がありました。故に、私も過度に心を痛めることもなく、その都度対応をしようと考えていました。

サマーカットのリオンさん
目を細めるリオンさん

年齢を重ねるごとに少しずつ、見た目にはわからない体調の変化が起きていました。まずは外耳炎。これはステロイドの軟膏を塗りしばらくして完治しました。
その後、腎臓に結石が両側に見つかります。その際に、微細な石らしきものを膀胱にも確認。7歳半ぐらいの頃です。
この頃から、食事は大手の腎結石用のドッグフードに変えました。それまでは「なんか良さそう」という何の根拠もない決め方で、ドッグフード巡りをしていました。ペットホテルの方からも「ごはんの油分が多いように感じる」と言われていたこともあったのに「良さそうだから」という判断だけで、ずっと使用していたこともありました。
いまになって思い振り返ると、この頃のごはんがよくなかったと、猛省しています。さらに、腎結石になった後に与えていた専用ドッグフードもよくなかったと、私は考えています。

理由は、排泄物が美しくなかったから。

これにつきます。リオンさんの体を隅々まで通り流れてきた結果が、排泄物です。もちろん、必要な栄養は吸収されているわけですから、その余りのカスや体の中のゴミが出てきているわけですが、健康な排泄物には到底見えなかった。それに並行するかのように、あらゆる症状が次々と出てくる。腎臓結石だけでなく、その後数年に渡って被毛が生えなくなる、もしくは生えづらくなる時もありました。そして相変わらずの突発的な咳の症状もです。
現在、易経を研究し、中医診断薬膳師という資格を取得し、その専門としての立場で考えると、明らかに年齢を重ねるごとに体の中に入ってきたものをうまく補・瀉ができなくなっていたのだと思います。つまり老化です。若い時はどんなものを口に入れてもそれに対処できるエネルギー(氣)があった。しかしながら、年齢の変化とともに、肉体の変化は当然伴う。人間も同じです。これは変化の法則であり、これこそ「易(えき)」。中医学の基本概念です。
もちろん当時は、ただただ「なんかおかしいな」と思う程度。当時からよく「観る」ことはできていたかもしれませんが、それが何なのかという基本的概念が私には備わっていなかったんですね。のちに投稿しますが、愛犬の大病をきっかけに薬膳の専門学校に通うようになるわけですが、そこでの学びがなければ、このnoteマガジンは投稿していませんし、愛犬はもう私のそばにはいなかったことでしょう。
そして2020年になり、世界的なウイルス騒動で世の中が大変化。そんな中、11月の出張先で、リオンさんを預けていたペットホテルから電話が入りました。リオンさんの体調に異変があるとのこと。急遽、病院に入院することに。その後、病院から電話で聞かされた病名に、頭が真っ白になり、目の前が真っ暗になりました。

この続きは、次回の第2の犬生にて書いていきます。
それでは、また。

友人宅でおせち料理をご馳走になった時のリオンさん 2017年1月1日

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