我が家の朝ご飯は大体決まっている。

旦那さんはパスコの糖質オフパン（イングリッシュマフィン）。
そこにレタスサラダと果物。
そして牛乳で割ったプロテイン。

娘は日によってパンかおにぎり。
パンだと食パンもしくはスティックパン。おにぎりは海苔なし塩むすび。
唐揚げか卵焼きでタンパク質。
そして果物。コーンスープ。（おにぎりでもコーンスープなんですって！）

息子は朝からガッツリ。丼飯。
肉と野菜を炒めて、味付けは生姜焼き、甘辛、焼肉のたれなど。
娘がおにぎりの日は、息子も一緒にツナマヨおにぎり。そこにおかず少々。

さて。
私は何を食べるのかと言えば、大体はみんなの残り物。

旦那さんが食べ残したサラダ（何故残す）、娘が残したパンやおにぎりの破片（あともうちょっとじゃないか）。
息子は……大体食べ切るけれど、たまに食べ残す。その丼飯のあとひと口、ふた口（あともうちょっとじゃないか！）。

そこに旦那さん同様、牛乳で割ったプロテインとバナナ。
プロテインは私の筋肉とお友達なので、しっかり朝晩飲んでます。怖いことを言っている自覚はありますよ。

座ってゆっくり食べる時間はなく、いつも何かをしながら口に放り込んでもぐもぐ。しかし子供には「座って食べなさーい！」と言っている。どの口が言うか。

世のお母さん方、きっと同じような人もいらっしゃると思います。
母のご飯は残り物。食べるときはスタンディング。

ふと見渡せば、そうなのだ。
私用の朝ご飯がいつも無いのだ。

パンは旦那さんと子供たち用に買っている。
果物もそう。（バナナは安いから常備品）
野菜もコーンスープもそうだ。
息子の丼飯は、おかずとして私が昼にもお弁当に持っていくけれど。基本息子用に作る。だから私のためではない。

あぁ、この梨みずみずしくて美味しそうだなぁ。でも私が食べちゃうと明日の朝出す果物が無くなっちゃうとか。
コーンスープいい匂いだなぁ。随分長い間飲んでないなぁ、とか。
食パン、バターたっぷり塗って食べるあの味がサイコウなんだよなぁとか。

そんなことを思いながら日々、家族の朝ご飯を用意しているけれど。

今朝はふと思ったのである。

よし、今日は自分のために食材使っちゃうぞ！

ということで、久しぶりにしっかり自分のために朝ご飯を用意してみました。

梨、今が旬というだけあって本当に美味しい。
みずみずしくて、シャキシャキとした食感とほんのり甘味があって幸せすぎた。

卵サンドも美味しい。バターをたっぷり2枚ともに塗って、潰したゆで卵にマヨネーズをあえて。レタスと一緒に挟んだサンドイッチ。豪華である。

いつぶりか忘れるほどに久しぶりに飲んだコーンスープ。
インスタントだけどやはりクノールは王道。とろっとした甘味と塩っ気がたまらなく美味しい。

いつも家族は朝ご飯を美味しそうに食べている。
いただきます、ごちそうさまもちゃんと添えて、時々「いつも作ってくれてありがとう」という言葉も飛び出してきて。
そんな姿を見るのが何よりも朝の活力に繋がっている。

けれど見るだけで、言葉を頂くだけではやはりお腹は満たされない。

たまには自分のために自分の食べたいものを作ってあげなきゃ、きっとどこかで「私ばっかり」なモヤモヤが生まれてしまう。

今日はそんないつも頑張る私のための、ごちそう朝ご飯。
普段の私からすると「これ、どこぞの喫茶店モーニングじゃない？」などと感激するほどに美味しかった。

たまには自分のために作るのもいいなぁ。

そんなことを言っているけれど。夜ご飯は大抵私の独断と偏見でメニューが決まる。
昨夜は旦那さんも子供たちもガッカリなメニューだった。魚だ。みんなは肉が食いたいと言う中で強行突破した。私が魚を食べたかったからだ。

なので今夜は肉料理にしようかなと思いつつ。
アヒージョ食べたいな、とまたもや自分勝手なメニューが頭をもたげている。

きっとアヒージョになる。

#私の朝ごはん