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妊娠して感じたこと

お久しぶりです。にーなです。

この度、初めて子供を授かりました。今は妊娠後期で会社も産休に入り、出産に向けての準備をしている段階です。
もともと子供が欲しかったので、年齢が30歳を越えたあたりから焦りだし、自然妊娠は早めに諦め、不妊治療の上、ありがたいことに半年で授かることができました。

待ちに待った赤ちゃん!生理がくるたびにがっかりしている数ヶ月を過ごしていたので、授かれた瞬間、嬉しさで一杯でした。

今は9ヶ月ですが、その間に自分が感じたことを残しておきたいと感じ、記事とさせてもらいます。
『妊娠ってどんな感じなのかな』とイメージを沸かせたい人に是非読んでいただきたいです。

妊娠して感じたこと

①嬉しいけど、常に不安や心配と背中合わせ

子供を授かれて嬉しい。ずっと思ってることです。

ただ、不安や心配はどうしても頭から離れません。例えば最初は『無事心拍が確認とれるか。』『心拍が確認できなくてがっかりさせたくない』という不安がつきまといます。

沢山の人に伝えているわけではありませんが、夫や家族、一部の会社の人などには早い段階で伝えていたので、どうしても自分だけじゃなくて、周りの人もがっかりさせたくないという気持ちが大きいです。

心拍が確認、母子手帳をもらった後もつわりと同時進行で常に流産の不安があります。
健診も2週間に1回しか(病院によってはもっと少ないかと思います)赤ちゃんの無事を確認できる術がなかったので、常に『赤ちゃんは大丈夫かな?』という心配を抱えていました。

つわりも辛いのですが、つわりがあることで子供が育っている安心感はありました。

エンジェルサウンズという赤ちゃんの心拍を確認できる道具を買って確かめようとしますが、私の場合はよくわからず、不安は募るばかりでした。(私の使い方が下手なだけで、エンジェルサウンズに助けられている妊婦さんは多そうです。)

慰めになっていたのは、たまひよのアプリのルームというコミュニケーションツールで、不安なことがあれば書き込んでいたし、同じような状況の方の投稿を見ては安心していました。

安定期に入り、胎動を感じるようになってからは、少しずつ不安が少なくなっていきましたが、些細な体調の変化で(お腹のはりやおりものの変化)『赤ちゃんに影響ないかな?』とドキドキしてインターネットで調べたり病院で相談しました。

その他にも食べ物を気をつけたり、風邪や頭痛薬に注意したりと。1人の体ではないとよく耳にしますが、まさにその通りだなと思います。

②つわりが辛い

思っていたよりも数倍辛かったのはつわりです。自分が考えが甘かったのかもしれませんが、想定よりもずっと長く辛い時期がありました。

私が想像していたのは、『1、2週間くらい辛い時期があって、その後はちょっと気持ち悪いくらいかな』と思っていたのですが、実際は丸2ヶ月気分が悪い日々を過ごしました。

『これがピーク?』と思える時間が毎週のように訪れ、常に週数と一般的につわりがいつ終わるかを見比べて、ひたすらその時を待って過ごしました。
そして寝たきりの日々。本当に何もできないことにも驚きました。甘く見ていたとしかいいようがないです。

食べられるものもさっぱりした麺類かマクドナルドのポテトなど脂っこい物(食べたあと気分が悪くなりましたが)一部の物。

私の場合、吐き気はずっとありましたが、吐いていなかったのでそれだけが救いで、なんとか会社に出社することができていました。(毎日辛く、半休などを使いながらですが)

私ができるだけ出社していたのは、会社に出社し仕事をしていると、辛くても仕事により気が紛れ、ベッドでじっとしているよりも時間が経過してくれたからというのもあります。

ありがたいことに、私はなんとかマニュアル通りに2ヶ月でつわりが終わったのが救いでした。世の中にはもっと辛い人もいるし、会社に行けたのも通勤時間が少なく、デスクワークで残業なしの環境であったからで、これで泣き言を言ってはいけないのかもしれませんが、つわりを乗り越えて母親になれた人をひらすら尊敬する日々でした。

③安定期は絶好調

つわりを乗り越えた後に待っていたのは、まさに絶好調と感じる安定期でした。私の場合は、ちょうど安定期と呼べる時期につわりが治ってきて、2週間くらいでつわりの終わりを感じることができました。

その開放感は、就職活動や受験が終わった後以上のもの。

体も心も元気で、妊娠前は生理によるホルモンバランスの変化で、月に何日か不調の日があったので、むしろ妊娠前よりも元気ではないかと思えるくらいでした。

つわりの時は『もう食べ物を美味しいと感じることは当面難しいのではないか』と真剣に考えていましたが、食欲も戻り『美味しい物を食べられることって幸せなことだな』と強く実感できました。

そして安定期に入ると、つわりの辛さの反動でやりたいことをやり始めます。私の場合、勉強とイラスト、絵、ハンドメイド雑貨作り、読書、料理、仕事が終わった後にできていたことを考えると、よほど元気だったなと思います。もちろん、食べたい物を食べる、会えてなかった人に会うなども行い、毎日忙しく過ごしていました。

そして、安定期と呼べる時期はあっという間に過ぎ、『つわりの時期はあんなに長く感じたのにな』と時間の感じ方の不思議さを実感しました。

④勉強することが多い

妊娠・出産については、常に今どういうことをするべきか勉強することが多いのにも驚きました。体の変化についてはもちろんですが、イベントや買うべきもの、病気やお金のことなど、主体的に勉強しておかないと通りすぎることばかりです。

妊娠線ケア、マタニティ用の下着、戌の日、妊娠の週数の壁から入り、出産準備用品やベビーグッズ、赤ちゃんの為のお部屋作り、出産についてなど。

学ぶことが多くてびっくりしました。

人からの情報や、本、SNSなど色々な情報を得る手段がありますが、情報が多すぎて調べるのもなかなか大変です。

きっと生まれてからも常に勉強と情報収集が必要なんだろうと思いますが、妊娠・出産について学ぶことは、仕事を覚えるのと同じくらいの労力が必要だなと思いました。

⑤会えるのが楽しみ

色々と心配になることも書かせていただきましたが、一番は赤ちゃんに会えるのがとても楽しみです。

エコーや胎動を通じて、どんな子供なのかなと想像するだけで愛おしくなります。

『自分に似ているのかな。旦那さんに似ているのかな』と想像したり、周囲の赤ちゃんや子供を見て、『生まれてきたらあんな感じなのかな』とワクワクする日々。

旦那さんも毎日のようにお腹に話しかけていて、お腹に『可愛い』と言っています。それは本当にありがたいことで、2人で心待ちにできる今の瞬間もとても幸せに感じます。

自分の中に子供がいるという不思議な状況は今だけと考えるとすごく尊い時間だと言えるでしょう。

まとめ

妊娠して感じたことを書かせていただきました。他にも沢山思うことはありますが、まとまりきらないので、とくに感じたことに焦点を当てさせていただきました。

結論、妊娠は大変なことも多いけど、やはり楽しいことや嬉しいことも多いです。

沢山子供を持たれる方にとっては何度もある経験なのかもしれませんが、1人、2人でと考えられている方にとっては一生の間でもなかなか大きな変化がある10ヶ月になるのではないでしょうか。

私は色々と体調の変化や周りの変化、自分の暮らしを見直すきっかけ、妊娠を通じて色々と思うことがありました。

また、妊婦になり周りの人にも感謝するきっかけになりました。つわりの時に何もできない私に「何もしなくても1人子供を育ててるんだから、何もしなくてもいいよ」と言ってくれた旦那さん、顔を見せる度心配して食べれる物を用意してくれる実家の家族、無理して出社しなくても良いと言ってくれた職場の方、電車で席を譲ってくれたお姉さん、弱っているからかは分かりませんが、人の優しさをしみじみと感じる妊婦生活でした。

そんな妊婦生活の10ヶ月は長いような短いような時間でしたが、尊いもののように感じます。

あと一ヶ月で分娩予定日で、正念場だと考えていますが、その先に赤ちゃんに会えると思って頑張って乗り切りたいと思います。

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