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自らを慈しむために 1

[嫌だ!あれがいい!]
ふんぞり返って癇癪をおこしたのは
内側の─少し幼い─自分だった。

特に二重人格とかそういった意味では無く、私は内側の心の声に耳を傾ける事に重点を置いていた。ここ最近は。色々あって。

その為に日課としているのが、モーニングページという頭に浮かんだ思考をつらつらとノートに書き留める作業だ。これは知恵袋的なサイトで、ある外国の男性が「ずっとやりたかったことをやりなさい:著者ジュリア・キャメロン」を参考にモーニングページを日課にしていると心のデトックスが行える、という体験を目にして上記の本を購入し実行している。

こんなにもウネウネとミミズのような文字で埋めている



そして自分は昔から何に興味を持っていて、何が得意だったか、何に陶酔していたのか?を自問しながら記述していたら、絵を描くことがそういや好きだったなあと。特に幼年期に。

そんならまぁ明日暇だから絵を描く道具を買いに行こっかーと、翌日東急ハンズに行き、スケッチブックを選んでいたときだった。

1つは紙が厚めで枚数も100枚くらいある大きなスケッチブック。それなりに金額は張る。
もう1つは紙は厚めだが、枚数はほんの20枚くらい。こちらは較べて半額以下だ。
直感では100枚スケッチブックだったが、(三日坊主になるの目に見えてるしなあ…)と、20枚スケッチブックをとった。
そしたら他方の感情がひっくり返って駄々をこねているのだ。[嫌!嫌!こっちがいい!]と。
私は、どうせ続かないんだからとなだめるように納得させていた。レジに向かうも、後ろ髪を引かれる思い。ものすごい葛藤。やんややんやの末に
[描くのはアナタじゃない!内側の私だ!]という声がフッと聴こえて(?)諦めて100枚スケッチを渋々手に取る。

少し高い買い物だったけど、やはり心がウキウキする。こんなに反応が顕著に出たことに驚いてnoteに書いている。
ただの思い込みといえばそれまでなのだろうけど、自らを慈しむための小さな一歩だと思っている。


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