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もう弱いとは言わせない!立浪ドラゴンズ逆襲の3年目が始まる

いよいよ来週3/29(金)から2024年プロ野球レギュラーシーズンが開幕!
半年以上にわたる熱く、長い戦いの始まりです。
名古屋生まれ、小1から20年以上にわたって中日ドラゴンズを応援してきた僕にとって、昨年の悔しさと例年以上に大きな期待を持っての開幕となります。


①辛すぎた2023シーズン

振り返れば、ドラゴンズファンの僕にとって2023年は辛すぎる一年でした。
シーズンオフに主力の二遊間、阿部・京田選手を一気に放出。その穴を埋める大活躍をオープン戦で見せていた田中選手が肩を脱臼し長期離脱。
中継ぎの柱と期待されていたロドリゲス投手はなんと開幕直前に亡命。
四番候補として迎えたアキーノ選手は大不振。長年チームを支えるビシエド選手も調子が上がらず一軍と二軍を行ったり来たり。
キャンプから競争を続けた二遊間も様々な選手が試されるも、皆スタメン定着とまではいかず。

最後まで波に乗り切れなかったチームは、56勝82敗5分の勝率.406で優勝したタイガースからは29ゲーム差を付けられての最下位。
チーム打率.234 得点390は共にリーグワースト。チーム防御率はリーグ2位にも関わらず10敗投手が4人も誕生してしまい、とにかく打てない一年でした。

苦しんだのは一軍だけではなく二軍も。
途中球団ワーストの14連敗があり、最終的に33勝70敗9分の勝率.320
中日以外の4チームは勝率5割以上で、二軍戦の負け越しをすべて中日が抱える異常事態でした。

悲惨だったのは成績だけではありません。
スタメン、継投、代打起用と首をかしげたくなる采配が連発。
しまいには、立浪監督が「試合前に選手が白米を食べすぎていることで調子が落ちている」と選手食堂での白米の提供を禁止するよう指示したという報道が流れます。
一連の騒ぎは「令和の米騒動」と呼ばれ、野球ファンの間で大きな話題となりました。

京都在住の僕は、驚異の快進撃を見せるタイガースの高いチーム力をまざまざと見せつけられ、タイガースファンのお姉さんが営む行きつけの立ち飲み屋でタイガースファンに囲まれながら優勝を見届けるという悔しい経験をしました。

「ドラゴンズファンです」と名乗ると、「あ、なんか色々大変そうで…。お疲れ様です。」と何故か慰められる始末。

成績でも、成績以外でも。本当に辛すぎる一年でした。
3月に日本代表との壮行試合で勝利したのが、今年最初で最後の見どころでした(笑)


②でも、期待しかない!2024年

ボロボロだった2023年でしたが、希望の光も。
岡林勇希選手がフルイニング出場で不動の地位を確立。
期待の石川昂弥選手は規定打席に到達し、二ケタ本塁打。
現役ドラフトで加入の細川成也選手は24本塁打を放ち大ブレイク。
二遊間はレギュラー固定ならずも、数多くの選手が一軍の舞台を経験することが出来ました。
そして、大島洋平選手が2000本安打を達成しました。

投手陣も、小笠原慎之介投手・柳裕也投手・高橋宏斗投手が規定投球回に到達。
R.マルティネス投手、勝野昌慶投手、清水達也投手などを中心とした救援投手陣はシーズンを通して安定した成績を見せ、松山晋也投手は育成契約から日本代表にまで成長しました。

そして、得点力不足解消に向けプロ通算303本塁打、1062打点のスラッガー中田翔選手が加入!
更に、積年の課題だった代打の切り札枠として中島宏之選手を獲得。

苦しみながら着実に成績を伸ばしてきた現有戦力に、長年の課題だった枠にぴったりはまりそうな選手が加わりました。
オープン戦でも好調をキープし、例年以上の期待感に包まれています!

ここからは、開幕一軍メンバー予想から、今年の戦力を紹介していきます。

③戦力分析

・今年も盤石の投手陣

開幕ローテーション予想
・柳裕也 開幕投手を公言!頼れるエース&選手会長
・涌井秀章 好調キープ。進化続けるベテラン右腕
・メヒア 昨年途中加入でチームを救う。一年出ればかなりの数字を期待
・小笠原慎之介 メジャーを狙う左のエース
・大野雄大 復活期す2020年沢村賞投手
・松葉貴大 二軍戦で好投続く。円熟味あふれたピッチング

柳・涌井・メヒア・小笠原・大野の各投手までは開幕ローテーション確定でしょうか。最後の一枠で熾烈な争いが繰り広げられていますが、僕は二軍戦で好投が続く松葉貴大投手を6番手にしてみました。

けがからの完全復活を目指し、ポテンシャルは大谷級とも言われる梅津晃大投手、ここ二年の実績は十二分の高橋宏斗投手、二年目の飛躍に期待がかかる仲地礼亜投手、虎視眈々と二軍戦で好投を続ける福谷浩司投手、投手転向三年目、全国的知名度を誇る根尾昂投手、現在は育成登録も二軍でのローテーションにも入る松木平優太投手など。
年間を通じて熾烈なローテーション争いが繰り広げられそうです。

開幕中継ぎ予想
・松山晋也 育成から侍ジャパンへ
・勝野昌慶 中継ぎ転向で活路見出す
・清水達也 2年連続50試合登板
・齋藤網記 トレード加入から今は欠かせない左腕へ
・橋本侑樹 昨シーズン後半から急成長
・梅野雄吾 現役ドラフトで加入。通算216登板の実力派
・土生翔太 ルーキーイヤー。高い奪三振能力が魅力
・R.マルティネス 12球団No.1クローザー。圧倒的存在感

先発以上に激戦なのが中継ぎ陣。
開幕一軍当確だったものの、現在けがで負傷離脱の藤嶋健人投手、オープン戦では5試合無失点の田島慎二投手、鋭い眼光と巧みな投球術で相手を打ち取るベテラン祖父江大輔投手、黄色靭帯骨化症から復活、貴重な左腕福敬登投手、昨シーズン途中加入で勝利の方程式を担ったフェリス投手など。
オープン戦から防御率0.00の投手続出の大サバイバルレースとなっています。

その他、個人的にはサイドスローへの転向で復活を目指す砂田毅樹投手、先発もロングリリーフもこなす上田洸太郎投手、支配下復帰を目指す岡田俊哉投手、岩嵜翔投手などにも注目しています。

・今年こそ打てない中日を打破できるか!野手陣

開幕スタメン予想
1(中)三好大倫 キャンプから急成長!近本フォームで覚醒
2(二)田中幹也 昨シーズンは開幕前に無念の離脱。リベンジに燃える
3(右)細川成也 昨年大ブレイク!オープン戦でも大暴れ
4(一)中田翔 チームを占うキーマンの一人。狙うは100打点
5(三)高橋周平 このままでは終われない竜の未来を担う男
6(左)ディカーソン 高い出塁率とまじめなキャラ
7(捕)木下拓哉 不動の扇の要。投手陣を引っ張る
8(遊)ロドリゲス 開幕直前に支配下へ。21歳と若くポテンシャルは無限大
9(投)柳裕也 物まねバッティングフォームでも話題。今年のモデルは中田翔

開幕ベンチメンバー
捕手
・宇佐美慎吾 ファーストもOK。勝負強い打撃光る
・石橋康太 侍ジャパンにも選出。着々と経験積む
内野手
・村松開人 プロ初ホームランが満塁弾の勝負強さ
・中島宏之 長年不在の「代打の切り札」となれるか
・石川昂弥 昨シーズン飛躍のきっかけ掴む。真の4番へ
・山本泰寛 内野のユーティリティ。バントなどの小技もこなす
外野手
・大島洋平 まだまだ若手には譲らない。いつの間にかスタメンにいそう
・後藤駿太 守備・走塁はレギュラークラス。ここぞの一打も期待
・鵜飼航丞 飛ばす力は12球団随一。きっかけ掴めば覚醒の予感

開幕一軍メンバーを予想はこちら。
スタメンはオープン戦後半で積極的に使われているメンバーを中心にセレクトしました。
個人的な願望としては、オープン戦好調の高橋周平選手を使いたい!と開幕スタメンに入れてみました。
※3/24の試合後に立浪監督が高橋周平選手の開幕スタメンと、石川昂弥選手の開幕二軍スタートを明言しました。

内野の一枠が空くことになりました。最後まで一軍に帯同し、華麗な守備が魅力の辻本倫太郎選手が一軍枠を勝ち取るのでは…と予想します。

田中&ロドリゲスの二遊間は開幕スタメン当確との報道がありましたが、両者とも一軍公式戦の出場経験はなく、調子の良い選手を起用していくことになりそうです。

ルーキーで即戦力としての期待も高い津田啓史選手、勝負の社会人指名二年目二軍では好調をキープの福永裕基選手、昨年ショートでは最多出場肉体改造で力強さが出てきた龍空選手、そのポテンシャルは誰もが認める石垣雅海選手など。

ここ数年積極補強をしたこともあり、メンバーは確実にそろってきています。
もちろん、このままでは終われない主砲ビシエド選手も忘れてはなりません。

外野では、昨年実力の片りんを見せたブライト健太選手、ソフトバンクから新加入の上林誠知選手、堅い守備でチームを守る加藤翔平選手などこちらも注目選手が勢ぞろい。

昨年フルイニング出場の岡林勇希選手もケガから戻れば間違いなくレギュラー一番手でしょう。
守備力の高い選手も多く、走攻守で高いレベルが求められそうです。

④イチオシ選手!

ここまで名前を挙げていない選手で一人僕のイチオシが。
それが、濱将之介選手です!

2022年ドラフト5位で入団した2年目の外野手です。
高校卒業後、高知・福井と独立リーグ二球団でプレー。50mは5秒9。遠投は125mと高い身体能力を誇ります。
昨シーズンオフのアジアウィンターリーグでも結果を残し、糸井嘉男さんのような打って走れる選手になれること間違いなし。
今年から外野手に転向し、ますますその身体能力を活かしたプレーが見られそうです。

井上二軍監督も二軍戦で粘り強く起用していくことを明言しており、荒削りながらも将来の伸びしろを感じさせてくれる選手です。

⑤弱いドラゴンズはもう終わりにしよう

昨年のキャンプイン前に柳投手が口にしたこの言葉。
長きにわたり低迷するチームを鼓舞したいとの思いから生まれた言葉でしたが、チームは2023年も苦しい戦いを強いられました。

僕たちファンも悔しいですが、一番悔しいのは戦っている選手・監督・コーチのはず。
昨年、京都でタイガースの優勝を見届けましたが、みな口をそろえて言っていたのは「長かった…」という言葉。
18年間待ち続けた歓喜の瞬間でした。目の前で喜びに浸るタイガースファンの皆さんを見て、「僕ももう一度ドラゴンズの優勝を見届けたい」との気持ちが沸き上がってきました。

タイガースファンのあの心からの喜びは、勝っているときも負けているときも追いかけ続けたものにしか味わえない喜びでした。

13年遠ざかる優勝。それでも、必ずやってくるであろう歓喜の時を信じて。
今年も中日ドラゴンズを応援し続けます。
燃えよ!ドラゴンズ!



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