綴木

つらつらと書き連ねているだけ。大橋が好きです。

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    日記のようなエッセイのような小説のような何か。よくわからない文章。

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note始めたて人間が推し短歌を書いてみる

#推し短歌 noteってこういう企画モノもあるんだ。 短歌は中高の国語の授業でしか触れたことがないのですが、何はともあれ書いてみんとて書くなり。 ① あてもなく知らぬ地一人歩いても考えるのは君のことだけ あてもなく知らない場所を一人で歩いても考える のは推しのことだけである。 推しがいると、知らない地に行く機会が増える。 そのついでに知らない地を行くあてもなくぶらぶらと歩いてみても、やはり推しのことばかりが頭の中にあって、生活どころか自分という人間の一部になっているの

    • 「人は二度死ぬ」のか

      「人は二度死ぬ」という言葉を聞いたことがある。 生き物としての命が終わる時と、人の記憶から消える時らしい。 これに対して私は、「人は徐々に亡くなる」と思っている。 数年前、母が亡くなった。本人の意向で葬儀はごく少人数で行ったので、コロナ禍の影響などでしばらく会っていなかった人や、亡くなる数ヶ月前までは定期的に会っていた人も、あまり実感が持てなかったと言っていた。 特に印象的だったのが、年賀状だ。 亡くなった年は当然喪中なので私達からは喪中ハガキしか送らないわけだが、母だ

      • 愛する、ということ

        愛するとは、何だろうか。 そんなこと考えてないでもっと有益な時間の使い方をしろ、と言われるのは人生で何度も経験している。私はそういう人間だ。 そんな私にとって、愛とは則ち"推し"のことである。 中でも、私が好きを最も拗らせた推しが"あすかな"である。私はあすかなの話をしたい。 何だそれと思ったかもしれない。 あすかなというのは、ジャニーズ(新会社名が決まっていないのでこう記す)とSHOWROOMと HoneyWorksが手がけたバーチャルアイドルである。 キャラデザと

        • 推しを辿って、麻布十番を歩いてみる

           地下から地上へ出ると、ぬるい温度を感じた。エアコンの風を凌ぐために羽織っていたカーディガンを脱いで鞄に仕舞う。  周りを見渡すと、知らないビルがいくつも立っている。振り向いて自分が出てきた出口の上に書かれた麻布十番駅の看板を確認した。たまたま次の予定まで時間があったので、ふらっと途中で電車を降りてみることにしたのだ。前から来たいと思ってはいたのだが、良いタイミングがなく先延ばしにしてしまっていた。  上の方を車が行き交う橋が覆っていて、その奥に曇りがかった空が見える。視線を

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          note始めたて人間が推し短歌を書いてみる〜その2〜

          また短歌を考えてみました。前回はこちら。 ④ 歌い舞う姿に想う「愛してる」うちに秘めつつ灯す君色 歌い踊る君の姿に「愛してる」と想うが、その気持ちはうちに秘めたまま、君の色の光を灯す。 ライブの時を短歌にしてみました。 愛してるを伝えるために君の色を振っているんだよ、といつも思っています。 ⑤ 「大好きだ」照れる暇すらないままに君が遠のく10秒の夢 「大好きだ」という言葉を言っても、照れる暇もないまま君が遠のいていく。10秒間の夢のような時間。 お話し会というもの

          note始めたて人間が推し短歌を書いてみる〜その2〜