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吾輩は掃除機が怖いのである。


吾輩は掃除機が怖いのである。



なにが怖いのかというと、あのけたたましい音である……。



退散である……



無駄にウィーン!ウィーン!!!鳴って迫ってくるのが、



最早、恐怖でしかないのである。



そして、それをわかっていながら、


ご主人はそんなことはお構いなしに、


ほぼ、毎日のように掃除機をかけるのである。



また近づいて来たのである……


しかも、その掃除機で、吾輩を追いかけてくることもあるのである。



しつこいのである!!
迷惑である!!


たちが悪いのである……



そんな暇があったら、吾輩と遊んでほしいのである。


たぶん、それをご主人はある種の遊びと勘違いしているのだろうが、


それで楽しいのは、ご主人だけで、


吾輩はまったく楽しくないのである……。



どうせなら、吾輩を追いかけてくる心配のない


ルンバみたいな怖くない掃除機を買ってほしいものである。


これなら、楽しそうなのである ♪


ルンバなら吾輩が乗って遊ぶのも


悪くないのである……。


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