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『嗣永伝 NO.15(完結編:最終章)』 〜嗣永が文学界や今の出版業界に、新しい風を吹き込んでいく(小説家が利益を得られる、新たな仕組みを提案する)〜


それでは、その大まかなプラン(完全ではない)を、ぼくの青写真に過ぎませんが、解説していきたいと思います。

まず、このnoteで、ぼくの思想の賛同者を募ります。

そして、その上で賛同者が集まったら、『嗣永賞(仮)』という文学賞を作ろうと思っています。

文学賞の詳細としては、基本的に審査員は不在にします
(最終選考の数名〜数十名までは、ある程度、こちらで選別するかもしれません)

(理由は、少人数の編集者や審査員で、作品の善し悪しを判断しないためです。最終的に作品の善し悪しを決めるのは、あくまで読者ですし、多数決で決めた作品のほうが、作品の優劣を判断するにも、信憑性が高いからです。それに多数決の投票制で決めるほうが、ヤラセなどの不正を未然に防げるからです)

で、その投票結果をもとに、受賞作を選出します。

本来はここでクラウドファンディングなどを活用して、コアなファン層に向けて本を発行しようと思っていた(予約販売ということで売れ残りを極限までは減らし、本の売り方も工夫することで、プレミア感のある価格帯に設定しようと思っていた)のですが、前々回の記事でも述べている通り、冷静に考えると、採算を取るのが難しいことが発覚したため、書籍を発行して利益を得るビジネススタイルはサブ的な位置づけとして、『嗣永賞(仮)』という文学賞を皮切りにそれに賛同してくれた者だけで集まって、ネット上だけで運営する出版社を立ち上げようと思っています。(出版社の立ち上げが先か、文学賞の発足が先かは、前後するかもしれませんが)

受賞した作品は、その運営サイトで取り上げ(最初のうちはnoteを活動拠点にする予定)、年に何回か(たとえば春夏秋冬と)文学賞(芥川賞や直木賞のように、ジャンルごとに賞の内容を変えてもよい)を開催することで、紹介できる作品を増やして行き、ネット版文藝春秋のような形で、無名な作家さんたちを表舞台に引っ張り上げます。

そして、いくつも受賞作が集まり、その出版社(活動している団体)や文学賞の知名度が上がってきた時点で、今度はそこから収益を上げていくために、活動の幅を広げていこうと思います。

一つは受賞作を基軸とした、広告収入による収益です。

ここではYouTubeを活用しようと思っております。

読む作品ではなく、聞く(見る)作品としての、文学の楽しみ方です。

安直な案かもしれませんが、この動画コンテンツが溢れた世の中の流れでは、これを活用するほかないと思っています。ただ、これまで小説の朗読動画など、再生数が伸びてない以上、そのやり方をコピペするだけでは、前者と同じ轍を踏む可能性は高いと思われます。なので、そこで一工夫加えたいと思います。

人気声優、人気俳優などの起用です!!!

多少、お金がかかろうとも、活字や音声だけでは、動画は視聴されません。

それに、動画として、世に公開しようとするのであれば、画づくりも避けては通れないと思います。声優さんや俳優さんに出演してもらい(知名度や人気の有無によってはAI朗読も可)、そこにテロップを流して公開するのか? それともドラマ化した映像を、朗読音声と一緒に流すのか? 細かい内容は未定ですが、この時代に合ったサービスを提供する以上は、YouTubeの活用は避けては通れないと思っています。

で、本の出版に関してなんですが、やはりそれだけを収益の基盤にしようと思っていると、採算が取れないので前の記事でも触れている通り、プレミア感のある価格帯で、数量限定(※在庫を抱えるリスクを減らすため、予約制にすることで売れ残りを極力出さない)での販売を考えています。その際にクラウドファンディングを活用(投資型なのか? 寄付型なのか? 販売型なのか?)するのか、それともその広告事業で得た収益で出版に踏み切るのかは、この計画が、どの程度、軌道に乗っているかによって変わってくるでしょうが、書籍というよりグッズ販売といった感覚での、販売をしていこうと思っております。

(※一定以上の人気が出た作品だけを『本を買いたいと思う読者が採算がとれるレベルでいる場合のみ』、クラウドファンディングで書籍化をしていこうと思っています。尚、その作品数に制限はなく、採算がとれるレベルに達していれば、何作でも書籍化の話を進めていく)

そして、それに伴い中心となって運営する組織が必要になってくるわけなので、そこで中心となって動いてくれる仲間(編集者、ライター、コピーライター、写真家、イラストレーター、エンジニア、Webデザイナー、撮影スタッフ、動画編集者、制作進行、法律業界(版権関係)に精通した方、出版業界に詳しい方など)の、協力が必要になってくるだろうと考えております。

ぼくは小説家を志望している、アマチュア作家でしかありませんし、現実の世界でも、文学界や出版業界に精通した経験はありません。けれど、理想を実現していくための、先導者にはなれますし、べつの業界ではありますが、経営に関しても実践で学んできました。あるのは、日本文学を愛する気持ちと、理想を形にしていくために必要なリーダーシップのスキル、ちょっとしたアイデアを提案し、そのキッカケを提供するくらいだと思っております。

書籍の販売を事業内容の中心に置いてない以上、余計な仲介業者を介する必要がなくなってくるので、コスト面でも大幅に経費を削減できるのではないかと考えております。また、今後『嗣永賞(仮)』がもっと大規模な賞になり、知名度が上がった暁には、タイアップする企業にも広告費という形で出資してもらうことによって、利益を拡大することはできるでしょうし、版権なども大手出版社に渡す必要がなくなってくるので、もし映画化やグッズ販売などに話が発展した場合でも、売上げの大半を著者のもとに還元できると思っています。

まあ、今の段階では、ぼくの戯言でしかないですし、単なる絵空事なので、ぼくも一作家志望のはしくれとして、地道に小説を執筆しつつ、この計画の賛同者を募っていこうと思っている次第です。


以上、ぼくが小説家を目指し、実際に小説を書くようになった経緯と、これまでのいきさつなどを交え、収益ゼロの状態から、現実ベースで仕事にしていくためのプランを語ってみました。このプランにもツッコミどころは多々あるとは思いますが、多方面の有識者の方々から教えを請いながら、noteで活動をしている作家や様々なクリエイターの方々と力を合わせていければ、不可能を可能にできるのではないかと思っております。

(まあ、そもそもこの計画を実現して行こうにも、このブログや『嗣永賞』などが、ある程度、知名度を得られてなければ、どれだけ大きな理想を語ったところで、プランもなにも成立しないのですが……)

もし、この計画に賛同している人が居るのであれば、最初は規模が小さいでしょうし、時間もかかると思いますが、noteというコミュニティーを活用することで、この計画を一緒に実現してみませんか? 小説家が執筆に専念してもらうための、出版業界の新たな仕組みを、ぼくたちで模索していきませんか?

文学を愛する者同士で〝好きなことで、生きていく〟未来を共に勝ち取りましょう!!!

ひとまず、コメント欄にてこの構想に関する、意見や感想をお待ちしております。賛同者の集まり具合やこの記事の反響次第では、実際に動いていこうと思っております。

それでは、途中から記事の趣旨が、だいぶ変わってしまいましたが、ここまでぼくの駄文にお付き合い頂き、誠にありがとうございました。以後、『嗣永伝』の番外編など、執筆していくことも視野に入れております。そのときは、また他の記事や小説共々『嗣永伝』を、よろしくお願い致します。




完結。




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