自主制作映画『追想メランコリア』

2020年度完成予定。 一橋大学生で作る自主映画を応援よろしくお願いします。 現在ミュ…

自主制作映画『追想メランコリア』

2020年度完成予定。 一橋大学生で作る自主映画を応援よろしくお願いします。 現在ミュージカル映画についての記事を多く書いていますので、ミュージカル映画が好きな方ぜひフォローしていただければと思います。

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絶対に好きになるミュージカル映画入門

ミュージカル映画一覧リストはこちら。 1.はじめに~トップハットからグレイテストショーマンまで変わらぬ楽しさ~ 『ジュディ 虹の彼方に』という映画が3月6日ついに日本でも公開された。 往年のミュージカルスター、ジュディ・ガーランドの伝記映画であり、彼女の壮絶な人生を描いた作品になっている。  このようなツイートも通常では考えられないほど拡散されており、ジュディ・ガーランドに注目が集まっているのを感じる。今でこそこのような形でその人生の壮絶さや、華やかな映画業界の闇の面の

    • フィルム・ノワール入門

      1.そもそもフィルム・ノワールって何? みなさん、フィルム・ノワールという言葉を聞いたことがあるでしょうか? 聞いたことがない人が多いと思うのでここで軽く一息で説明してしまうと、数ある映画ジャンルの中の一ジャンルを指す言葉として知られています。  つまり、ミュージカル映画とか西部劇とか法廷劇とか怪獣映画とかと同じカテゴリーの言葉ということになります。そしてこのフィルム・ノワールというジャンル、知名度の割に映画史的に非常に重要なのです。  というのも『ブレード・ランナー』『

      • 『アメリカン・ミュージカルとその時代』ミュージカル映画の奇妙な奥深さとおすすめ文献紹介

        1.ミュージカル映画のとっつきやすさと奥深さ ミュージカル映画が好きだ。好きであることに間違いはないのだが、しかし、ミュージカル映画に詳しいかと聞かれると答えに詰まる。そもそもミュージカル映画を見ている本数は決して多いとは言えないし、ミュージカルスターやジャズ、バレエ、オペレッタの教養が特別あるわけではない。  しかし私と同様の状況の人は多いはずである。殊に日本ではそうに違いない。というのもミュージカル映画について書かれた書籍は非常に少なく、ネットのミュージカル映画記事の多

        • 『塔の上のラプンツェル』とディズニー映画の魔法

           前回この記事を書いた際、日本人がミュージカル映画をイメージするとき一様にフラッシュモブを思い浮かべてしまうのは、ハイスクールミュージカルの影響じゃないかというようなことを書きました。  でも、この『魔法にかけられて』のシーンを久しぶりに見て気づいたんです。フラッシュモブ的シーンが多いのはハイスクールミュージカルだけじゃなくてディズニー全体わりとそういう傾向があるのではないかと。  別にこれは私が急に発見したものではありません。noteでも少し探してみるとこの記事のなかで

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          ミュージカル映画『ザッツ・エンターテイメント』のススメ【感想】

           これまで三本ほどミュージカル映画の特にミュージカルシーンについてのnoteを書いてきました。  これらの記事のなかでたくさんの優れたミュージカルシーンを紹介してきました(特に100選の方はオススメです是非)が、一つ紹介し忘れていたシーンがありました。  こちらのシーンです。『バンド・ワゴン』(1953)という落ち目のミュージカル・スター(フレッド・アステア)の再起を描いた作品の比較的序盤に登場します。  このシーン、実は私たちの自主映画製作での最初のミーティングでスタ

          ミュージカル映画『ザッツ・エンターテイメント』のススメ【感想】

          【ミュージカル映画】YouTubeで見られるミュージカルシーン100選(後編)

          (3)後編のはじめに 後編でも、イチオシのこれは豪華だ!見ごたえがある!世界最高のショウだ!と思うミュージカル映画のシーンを紹介していきます。知っている作品も多いと思うので是非色々見てみてください。 Ⅳ.1960年~1969年  1960年代に入り『ウエスト・サイド物語』が大ヒットし、完全にかつてのスター中心のミュージカル映画の時代は終わり、ストーリー性が重視されるようになります。 51.『ウエスト・サイド物語』(1961)  現代版「ロミオとジュリエット」となってい

          【ミュージカル映画】YouTubeで見られるミュージカルシーン100選(後編)

          【ミュージカル映画】YouTubeで見られるミュージカルシーン100選(前編)

          (1)はじめに この記事では、数あるミュージカル映画のミュージカルシーンの中からイチオシのこれは豪華だ!見ごたえがある!世界最高のショウだ!と思うものについて紹介していきます。  前編ではまず1960年以前について紹介しますが、たぶんこの時代のミュージカルシーンをここまでたくさん取り上げてる記事は他にはないと思います。是非これを機会に見てその凄さを感じていただければと思います。 ※ページが重くなるのを軽減するため二回に記事を分けて紹介します。 ※ヘッダーの画像は舞台版の『

          【ミュージカル映画】YouTubeで見られるミュージカルシーン100選(前編)

          『ダンス・ウィズ・ミー』はミュージカルとは何かを教えてくれる最高の映画だ!!

           『ダンス・ウィズ・ミー』(2019)という邦画を見たので、今日はその感想についてネタバレをできるだけせず書きたいと思います。監督は『ハッピーフライト』や『サバイバルファミリー』で有名な矢口監督です。いつもハッピーなエンディングで終わらせてくれる最高な監督なので期待大というところなんですが、  まず、予告編を見ていただけるとわかると思うんですが、これなんとミュージカル映画なんですね。それで肝心のあらすじはというと、 ミュージカル嫌いの静香だったが、ある催眠術師により音楽が

          『ダンス・ウィズ・ミー』はミュージカルとは何かを教えてくれる最高の映画だ!!

          フランク・キャプラの『一日だけの淑女』(1933)と『おとぎ話』の話

          今年の12月25日まさにクリスマスの日。ある話題がSNSを席巻した。 視聴者投票により、「豆柴の大群」というアイドルグループのプロデューサーのクロちゃんが解任されたのである。 番組的には酷いプロデューサーとして解任されたクロちゃん。しかし、彼が書いたあるフレーズが私の頭から離れない。 JASRACの関係で歌詞は引用できないためニュアンスでお伝えするが、「七夕をロマンチックに大人になってから感じなくなってしまったよね?」というような意味のフレーズだ。そう歌い出しのあの部分で

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