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エスカレーターに乗るのが苦手だ

休日に特に目的もなくプラプラすることが多いのだが、その時エスカレーターを何の意識も持たずに利用する。まあ何かの意識をもってエスカレーターに乗る人がそもそもいないとは思うが。

何気なく今日エスカレーターに乗って思ったことだが、僕はエスカレーターに乗るのが苦手だ。特に前後に人がいる場合。僕自身としては、前の人に対して二つ分の間をあけたい。なぜなら単純に近すぎると思うからだ。よく何かの研究で人にはパーソナルスペースがありという話がある。日本人の平均は1メートルだそうだ。であれば、エスカレーターに乗る時、2つ分とは言わず、4つくらい空けたくなるのではないだろうか。

でも、街中で見かけると、みんなおおよそ1つ分で間隔をあけて乗っている。別に嫌というわけではないが、なんだか居心地が悪い。で、二つ分開けようとすると後ろの人が1マス開けて乗るだろうと思っていて、あたふたして、後ろの人とはゼロマス分になってしまう。そんなことがたまにある。

この話では何が言いたいかというと、人との距離感という事だ。僕は人見知りだからおそらく2つ分開けないと違和感を覚えてしまう距離感だが、一般的な人から見ると1つ分で充分なのだろう。それに合わせて、人との距離感の取り方が、人付き合いに大きく影響を及ぼす。

距離感が近い人は日ごろから他人に対してもある程度距離感が近いのだろう。逆に距離感がある人は、相手に対して不信感をどこかしらで抱いているから、なかなか距離を詰めるのに時間がかかるのかもしれない。だから、僕は人となかなか近づくことができないし、打ち解けた友人も少ない。

只のエスカレーターだが、そんなことも実は常日頃の人付き合いをする上で、ターニングポイントの一つになるかもしれない。それこそ友達や恋人と一緒にエスカレーターに乗る時、ゼロマスなのか一マスなのかでだいぶ距離感が異なる。まあ男同士でゼロマスなことは少ないとは思うが。。

日常の些細な行動が積み重なって今があるのだと思うと、案外些細なことに気づくことは大切なのかもしれない。あるいはそういう心の余裕をどこかで持つようにすることも。

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