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会話の浅いや深いってなに?

人と話をしていると浅い会話や深い会話っていうのがあると思う。

まあ、その人がどう思うかという価値観の押し付けに過ぎないが、深い会話とは、その発言の真意をくみ取れて返答をできているかどうかだと思う。話をするというのは基本的に話し手と聞き手が存在する。話し手というのは、自分はこう思ってるという意見を相手にぶつけたいと思い、口から言語を発している時が話すということになる。また、その人のことを話し手という。一方聞き手というのは、話し手が思っていて口から出る言葉を耳からその言葉の意味を理解することが聞くという事だ。また、その人のことを聞き手という。浅い深いを決める要点はまず聞き手側にある。話し手は、聞き手に対して何か思っていることを伝えたいという意図がある。その意図が何かをくみ取る度合いが浅い深いという観点だ。

例えば、「またハワイにに行きたいな。」という発言があったとする。この発言に対して、「ハワイは海がきれいで、楽しそうだよね。」と返すのか「前に行ったことがあるの?」という返し方など、まあたくさんある。ここで、聞き手の頭としては、この人はハワイに行ったことがあり、前行ったときはとても楽しかった。だからまたその体験をしたいから行きたい。という意図でこの人が発言をしているのだろう。と推測する。これは、浅い。なぜなら言葉通りに意図をくみ取っているからだ。もう一歩もぐってみよう。飽くまで解釈の仕方なのでその場のその人にしかわからないが、こう考えて話し手が話している可能性もありうる。何度もハワイに行って、楽しい経験をして私は知見が広いんだよね。すごいでしょ。という聞き手に対して自分が何か優れているように感じ、それを相手に押し付けているという深層心理の部分を読み解く。ひねくれているなと思ったそこのアナタ。浅いですよ。何故僕がこのようなとらえ方もできると言っているかの真意を考えてみてほしい。ひねくれているようで、まあ一例に挙げたから、如実にまがったとらえ方と見えてしまうかもしれないが、実際これに似通った話というのは非常に多い。わかりやすく言うと、SNSを頻繁に更新するような人を想像していただくととても分かりやすいと思う。そもそも日本人は自分の生き方が正しいとなんの躊躇もなく突き進んでいける人は非常に少ないはずだ。だからきっと誰かへ自分の生き方を肯定してほしい。大きく見せた自分が、本当の自分であると思わせたい。そして、自分は間違っていないんだと思いたい。根底にこんな考えが誰しもほとんどあるんじゃないかと思う。だから、SNSも流行るし会話に自慢話とはいかずとも、自分を大きく見せようとする発言が合間合間に見受けられる。話を戻そう。この話は一例だ。こういう話し手の意図を紐解き、そう思っている話し手の発言に、聞き手はどう返答するのか。それ次第で会話の深みがまた増す。例えば、「ハワイか―、いいよね。でもグアムもおすすめだよ。」これは、ハワイという豪華なリゾート地にいって君よりもすごい経験をしているんだよというマウント発言に対し、さらにグアムというリゾート地も自分は経験したうえでグアムが良いというさらに上からマウントを取る返答だ。このループに入ると、会話はひどく浅くなる。一方で相手がマウントを取ってきているなと察して、「いいなー!ハワイの海ってきれいなの?」この返答は、相手のマウントの土俵に上がらず、かといって相手の発言に興味がないわけではないという意思を伝えるような返答、いわゆる大人な対応というやつだ。これは決して浅くないと思う。なぜかというと、発言者の言葉だけの意図を汲み取ったうえで、相手がさらに不快にならない返答をしているからだ。簡単に言うと考えて返答している。この相手の意図を瞬時に読み取り、より意図を汲み取った返答をうまくできるようにする。これが会話を深くするという事だと思う。

なるべくわかりやすいような例を挙げたつもりだが、こういう会話をできる人とできないとと大人は色々いるが、かなり少ないと思う。大体これに似たような話を誰かにすると、面倒くさいとか、捻くれてるとか、一緒に話をしたくなくなるみたいなことをよく言われる。だから、僕は友達が全然いません。誰か友達になりませんか?

そもそも意図してマウントを取った返答をしているとか、あえて意図を汲み取ったうえでその発言をしているなんてパターンもあると思うのでそのあたりは需要がありそうなら別途記事書こうかなーと思っています。では!

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