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若者のすべて

この題名に負けないような言葉を、言葉という道具だけで立ち向かうにはあまりにも、無謀である。月並みなたとえで敢えてたとえるのならば、Lv1の勇者が魔王に挑むみたいな。それは少し違うか。

さて、若者のすべてとは何のことか。もちろん今では有名なフジファブリックの‘‘あの名曲‘‘である。それもそうなのだが、いやあの曲こそ若者のすべてを表現しているのかもしれないが、あいにく想像力や、解釈力という物を持ち合わせていないので、解釈しきれていない感があるので、あえてあの名曲には触れないこととする。それでは自分にとってあの曲の何をもって名曲というのだろうと余計なことを思ってしまった。

何度も話が逸れてしまった。あえて断定して結論から言うと、若者のすべてとは、若者の間はすべての事象が、美しいものへと変わる、あの自由そのもののことを言う。

昨今の若者の行動はある種パッケージ化していると思う。もちろんいわれはない。

それなりに恋愛して。それなりな経験を積んで。それなりのトラウマや思いいれがどこかの記憶にあるだろう。そんな思い入れを大切に思い返して振り返りながら、新たな引出しを増やしていきつつ、寂しくも前進していく日々を送っていく。そうして振り返った時に若いころはよかった。楽しかった。その年で行っていたことすべてがきっとこういう美しい思い出として変わる。それを叙情的に思い返していく事も、若者のすべてに含まれるのだろう。

まあ面白くもなんともない日々である。でも、そう思ってても逆に毎日が楽しくてキラキラしてる!なんてほざくやつも結局同じ美しさに代わっていく。つまり何をしようが、成功、何をしようが、いい思い出。そんな魔法の様な時間であるのが、この若いという時期だ。

だから私は思いっきりこの若いという時間を無駄にしてやろうと思う。そうしてあの時みたいにとにかく何者かになりたかった自分を思い返して、苦くも美しい思い出にすり替えていくのだろう。

10代、20代のアナタ。結局何しようが、楽しかった。そんな思い出になるんだから、なんかやってみようね。

僕は、何にもできないけれど。

それすらも、きっと若者のすべてだから。

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