恋愛は、達観してみるだけでいい。

他人の恋愛になんて興味はない。

きっと、多くの人がそう思っているのではないか。

よく学校や、飲み会などで聞く話だ。誰が好きで、誰と誰が付き合っているとか。

そんな話をたくさんの人がしている光景を僕はよく見る。

でも、そんな話を切り出している当の本人も、話していて、その人たちの恋愛について別に一切興味はないのだろう。

ではなんで、人は恋愛という物に対してこれまで敏感なのだろう。

そのほかにも、だれだれがかっこいいとか、だれだれが可愛いとか、そろいもそろって口にしては、騒ぎ立てているバカみたいな人たちを見るとつくづく、しょうもないとか、これ以上人とのかかわりを増やしたくないと本気で思ってしまう。

きっと、その人は家庭環境が悪くて、愛情に飢えているのではないかとか、大切な人を無くしてしまったからではとか、そういう事であれば、仕方のないことなのかもしれないが、大半の人はそうではなく、ただただ自分の欲求や何の考えもなく性欲の赴くままに口にしているだけなのだろうと思う。

だからこそ、そんな中身のないどうしようもない人たちを見ると、恋愛なんて本当にしょうもないことであると感じてしまう。でも、恋愛をなるべくしたくない理由はほかにある。それは、自分が自分としてふるまうことができなくなってしまうという事である。嫌われたくないとか、好かれたいとか。

とにかく恋愛をすると、自分の気持ちが大きく動いてしまう。それはすごく体力を使うし、すごく人生が変わる事であるとも思う。

本来、恋愛という物は、そんな軽はずみなことではなく、自分にとって、あるいは相手にとって大きく人生を変えるものなのだと思う。ただ重い人みたいな発言になってしまっているが、そういう物ではないかと思う。

だからこそ、僕は恋愛を軽はずみに口々にする人たちも好ましく思えないし、かといって、恋愛を自らしたいという気持ちにもなれない。

だからこそ、恋愛という物は、達観しているだけで充分だ。


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